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オープンソース監視ツールのLTS版「Zabbix 8.0 LTS」、OpenTelemetryにネイティブ対応しオブザーバビリティを強化
公式MCPサーバーによりAIエージェントの活用も支援
2026年11月6日 14:42
ラトビアZabbixは5日、オープンソースのエンタープライズ向け統合監視ソフトウェア「Zabbix」において、最新の長期サポート(LTS)バージョン「Zabbix 8.0 LTS」をリリースしたと発表した。
Zabbixは、サーバー、ネットワーク機器、サービスなど、さまざまなITリソースを監視・追跡するオープンソースの監視ソフトウェア。おおむね1年半ごとに安定版が提供され、5年間サポートが提供されるLTS(Long Term Support:長期サポート)と、6カ月ごとに安定版が提供されるポイントリリースの2つのリリース形態で提供されている。
今回リリースされたZabbix 8.0 LTSは最新のLTS版で、従来のインフラ監視に加えてアプリケーションの監視・分析機能を拡充するなど、ITシステム全体の統合オブザーバビリティの実現に向けて進化したという。
具体的には、OpenTelemetryにネイティブ対応しており、従来のインフラ監視のデータに加えて、アプリケーションのテレメトリデータも収集・分析できるようになった。メトリクス、トレース、ログを1つのプラットフォームで収集・管理することで、アプリケーションのパフォーマンスと、それを支えるインフラ稼働状況を関連付けて把握・分析可能。これにより、システムやサービス全体の稼働状況をより正確に把握し、パフォーマンス問題を効率的に調査できる。また、複数の独立した監視ツールへの依存を減らし、監視環境の統合にもつながるとのこと。
さらに、複合イベント処理(Complex Event Processing)機能によってイベント管理を強化した。イベントのフィルタリング、相関分析、グループ化、優先順位付けをより効果的に行えるようになったため、不要なアラートを削減し、重要な障害への対応に集中できる。
加えて、Zabbix公式MCP(Model Context Protocol)サーバーを利用することで、任意のAIエージェントをZabbix環境に直接接続することが可能。既存のユーザー権限やロールに基づいて、監視データへの安全なアクセスを提供する。これにより、AIエージェントを活用した監視データやイベント履歴の分析、障害管理、不要なアラートの削減、障害原因の迅速な特定が可能になるという。
このほか、パフォーマンスとスケーラビリティも向上しており、監視対象の大規模化やデータ量の増加への対応を強化した。インフラの規模拡大に合わせて、監視基盤も柔軟に拡張できる。
