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東芝、データ収集と分析基盤の統合を可能にする機能を備えたIoTシステム向けデータベース「GridDB E.E. V6.0」
2026年11月6日 10:00
株式会社東芝は4日、大規模IoTシステム向けスケールアウト型時系列データベース「GridDB Enterprise Edition(以下、GridDB E.E.)」の新バージョン「GridDB E.E. V6.0」を提供開始した。GridDB E.E.は、高頻度かつ大規模に発生する時系列データの効率的なリアルタイム処理を目的としたデータベースで、ペタバイト級データへの対応や、高信頼性、柔軟な拡張性、SQLインターフェイスによる開発の容易性を特長としている。
GridDB E.E. V6.0では、新たに「列データ高速分析機能」を実装した。同機能は、長期間のデータを効率的に格納し、高速に分析するもの。これにより、従来、分析専用のデータウェアハウス(DWH)を併用することが多かった長期間の時系列データ分析についても、GridDB単独で高速な分析処理を実現する。また、同機能により、100億件規模の長期間時系列データ分析において、従来バージョンでは2900秒を要していた処理を41秒で実行し、処理時間を従来比の約70分の1に短縮した。
列データ高速分析機能により、データ収集基盤と分析基盤を統合でき、分析のためのデータ転送や整形処理が不要となるため、収集したデータをそのまま分析できる。これにより、設備監視、予兆保全、品質管理、需給最適化など、リアルタイム性が求められるシステムで迅速な意思決定を支援する。
また、従来必要だった分析専用DWHや、収集DBからDWHへのデータ連携処理を削減できるため、システム構成を簡素化し、システム全体の信頼性向上に貢献する。さらに、分析専用基盤の構築・運用が不要となる構成では、ハードウェア、ソフトウェア、保守・運用にかかるコストを削減できる。
東芝は、今後もGridDBを産業IoTや社会インフラ分野におけるデータ活用基盤として強化し、リアルタイムデータ活用の高度化とAI活用の推進に貢献していくとしている。
