ニュース
マクニカ、台湾Sera Networkの次世代オープンネットワークソリューションを提供
2026年11月5日 16:37
株式会社マクニカ クラビス カンパニーは4日、台湾Sera Networkと国内代理店契約を締結し、高度なセキュリティ機能と柔軟性を兼ね備え、多様なネットワーク環境に対応可能な次世代オープンネットワークソリューションを日本市場向けに提供開始すると発表した。
Sera Networkは、小規模エッジからデータセンター向けまで幅広いスイッチ製品群を展開しており、マルチベンダー環境の複雑化に対応するとともに、多様なニーズに応じたネットワーク構築を支援してきた。その中で、Marvellベースのハードウェアと、Community SONiCをベースに拡張機能を統合するほか、柔軟なサービス実装を可能にするSera NOSで構成される次世代プラットフォームを提供している。
Marvellのスイッチチップを内蔵した製品では、ネットワーク構築に不可欠なVXLAN、RoCEv2、各種自動化ツールなどの標準実装に加えて、低消費電力や低レイテンシを実現。その他一部製品では、ARMプロセッサのセキュリティ機能(ファイアウォールやIDS/IPSなど)により、装置単体でレイヤ4~レイヤ7を実現できるため、外部サーバーを不要にしているという。さらに、高速暗号エンジンによってVPN処理を高性能かつ低負荷で実行できる。
ソフトウェア面では、標準LinuxやDockerをネイティブサポートするオープンアーキテクチャを採用したSera NOSを搭載し、従来のクローズドなNOSと比較して高い柔軟性を備えている点が特長とのこと。
一方でマクニカ クラビス カンパニーでは、オープンネットワーク分野における経験に加え、Marvellのスイッチ/CPUに関する深い知見を活かし、チップ特性を踏まえた設計レビューや、機能・性能面の事前検証を提供してきた。さらに、スイッチから光モジュールまでを含めた光伝送全体を一体的にとらえることで、ユースケースに応じた最適構成の策定も可能にしている。
その一環として、多種多様な機材を用いたネットワーク環境の再現試験を数多く実施している。その実例として、各種測定機器と光モジュールなど複数の機器を組み合わせたWDM伝送試験の検証を行い、接続可否や波形品質の評価を通じて、DCO(Digital Coherent Optics)モジュールによる長距離・大容量伝送の実現性を示すことに成功している。さらに、Sera Networkのスイッチソリューションを活用することで、より実環境に近い検証環境の構築も可能となった。
今後はSera Networkとの連携をさらに強化し、データセンターに加え、通信サービス基盤など幅広いネットワーク領域において、実運用を前提としたオープンネットワークの導入を推進する考え。また、ハードウェア、ネットワークOS、光トランシーバーを横断したマルチベンダー環境においても、安心して運用可能なネットワーク基盤の定着、ネットワークインフラ全体の最適化を支援していくとしている。
