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サイオステクノロジーとアステリア、HAクラスタソフトを用いた「ASTERIA Warp」の可用性向上で連携を強化
2025年12月3日 09:00
サイオステクノロジー株式会社は1日、アステリア株式会社の企業向けデータ連携製品「ASTERIA Warp」の可用性向上を図るため、同社との協業を強化し、共同で検証作業を行ったと発表した。
ASTERIA Warpは、さまざまなシステムやサービスを連携させ、業務の自動化・効率化、データの活用を実現するデータ連携ツールで、ノーコードで設計・開発を行えるため、専門的な知識がなくても利用できる点を特徴としている。
同製品は、システム連携の中核を担う製品であり、万一の障害が発生してシステムが停止した場合、その影響が広範囲の基幹業務に波及するリスクがある。このため、事業継続性の観点からも、障害発生時にはあらかじめ用意しておいた待機系ノードへ自動的に切り替え、最小限のダウンタイムで復旧できる高可用性(HA)の仕組みが求められているとのこと。
そこで今回は、高可用性ソリューションによる冗長化を通じ、システム全体の可用性を担保したいというユーザー企業からの要望に応えることを目的として、両社の協業を強化。ASTERIA WarpとサイオステクノロジーのHAクラスタソフトウェア「LifeKeeper」の機能や性能の相互理解を深めることで、より高品質なサポート提供を目指すという。
また協業強化の第1弾として、今回、LifeKeeperとASTERIA Warpの連携を共同で動作検証し、検証レポートを発表した。ASTERIA Warpのサービスの監視や切り替えの制御は、LifeKeeperの標準機能であるQSP(Quick Service Protection)を用いて、サービスに依存した形で実現している。このため、ASTERIA Warpの監視や切り替えを行う制御スクリプトは作成しておらず、少ない工数で冗長化構成を実現したとのことだ。
なお今後、両社は共同でセミナーなどのイベントを開催し、LifeKeeperとASTERIA Warpを活用した顧客支援に取り組んでいく考えである。
