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Sky、クライアント運用管理ソフト「SKYSEA Client View Ver.20」を発売、iPhone/iPad向けの管理機能を強化

 Sky株式会社は24日、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View Ver.20」を販売開始した。

 SKYSEA Client View Ver.20では、スマートフォンやタブレット端末の運用管理を支援する「モバイル機器管理(MDM)」機能で、iPhone/iPad向けの管理機能を強化し、管理機からのiPhone/iPadのアップデートに対応。アップデートによる動作トラブルを防ぐため、普段は既存機能で端末のアップデートを制限しておき、動作検証の完了後に、脆弱性リスクの排除に向けて管理機から速やかにアップデートを実行するといった対応が行える。

 また、Webフィルタリングアプリなどを利用する際に必要な、iPhone/iPadの「グローバルHTTPプロキシ」設定を、SKYSEA Client Viewの管理画面から直接行えるように改善した。構成プロファイルを別途作成して、SKYSEA Client Viewにインポートするといった手間をなくし、設定作業を簡略化できる。

 このほか、Webブラウザーから利用できる管理画面(モバイルデバイス応急対策ツール)を用意し、管理者が休日などで手元に管理機がない状況でも、端末紛失の報告を受けた際に、スマートフォンなどから端末ロックなどの対策が速やかに行える。さらに、管理機上でアプリの設定を行い、各端末のアプリに一括適用することが可能になった。組織全体または部署ごとにアプリを新規導入する際、初期設定をまとめて適用することで、各端末上で設定する必要がなくなり、キッティング作業を効率化できる。

 PC向けの機能では、PCの「画面ロック」状態を新たにログとして取得可能になった。PCが一定時間操作されていないケースがあっても、Web会議に参加していたことなどを識別でき、勤務状況をより正確に把握できるよう支援する。

 また、SKYSEA Client Viewサーバーとの常時接続が難しい環境でも、クライアントPCに安定してソフトウェア配布が行えるように改善した。PCがサーバーに接続しているかどうかを1分ごとに自動でチェックし、接続が確認されたタイミングでソフトウェア配布が実行される。リモートワークなどでサーバーとの接続が短時間しかできないPCに対しても、配布・適用がスムーズに行える。

 SKYSEA Client Viewのクラウド版「M1 Cloud Edition」についても強化を実施。PCの操作ログを基に従業員の作業状況を見える化する「PC活用状況分析」機能や、OSやソフトウェアのアップデート状況などをグラフで表示するダッシュボードに対応したほか、USBデバイスをPCに接続するだけで管理台帳に登録できるようになった。