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サイオステクノロジー、製品体系を整理したHAクラスターソフト「LifeKeeper v10」
Linux版・Windows版共通の見た目と操作性を備えたWeb GUIも提供
2025年10月9日 09:00
サイオステクノロジー株式会社は8日、HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」において、シンプルな製品体系に再編した新版「同 v10」を、11月11日(米国時間)より提供開始すると発表した。旧バージョンを利用中で保守契約のあるユーザー企業は、無償で「LifeKeeper v10」へアップグレードできる。
LifeKeeperは、システムの障害を監視し、稼働系に障害が生じた場合に待機系へ自動切り替えを行うことで、システムのダウンタイムを短縮できるHAクラスターソフトウェア。Windows版とLinux版が提供されている。
今回の新版では、購入時の製品選択から構築・運用に至るまでのプロセスにおいて「全てをシンプルに、より分かりやすく、より使いやすく」するための機能拡張および製品体系の再編を行った。
具体的にはまず、Web GUIを採用した「Web Management Console」を標準搭載した。Linux版・Windows版共通の見た目と操作性を備え、ユーザーがストレスなく使用できる環境を提供するとともに、操作ミスの防止や運用手順の共通化・標準化にも寄与するという。
また、OSを問わない柔軟な製品体系に再編したほか、オプション製品をミニマムなカテゴリーに整理しており、複雑だった従来の製品ラインアップを分かりやすくしたとのこと。
さらに、「DataKeeper Cluster Edition v10」を除く全製品にサブスクリプションライセンス(1年単位)が設定されたため、利用用途や状況、予算に応じて、買い切り型のパーペチュアルライセンスまたはサブスクリプションライセンスを選択できるようになった。あわせて、新設される「ライセンス取得サイト」からすべての納品物をダウンロードできるようになり、ユーザーの利便性が向上するという。
加えて今回より、Windows版とLinux版を同一タイミングでリリースし、バージョンの統一とプロダクトライフサイクルを共通化することで、製品全体の整合性を高め、併用するユーザーの運用管理の負担を軽減するとのこと。これにより、サポート期間や更新タイミングが統一されるため、導入や検証、長期的な運用計画の策定が容易になるとしている。