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NTTドコモビジネス、運送事業者向けテレマティクスサービス「LINKEETH スマート運送」を提供
2025年12月2日 13:12
NTTドコモビジネス株式会社(旧:NTTコミュニケーションズ)は1日、運送事業者向けに特化した法人向けテレマティクスサービス「LINKEETH スマート運送」の提供を開始した。
LINKEETH スマート運送は、ドライバーの労働時間の適切な管理と業務の効率化が求められる運送事業者向けのサービス。ドライバーの日報作成を効率化し、長時間労働の削減を支援するとともに、走行状況や作業ステータスをリアルタイムで把握できるため、関係者間の連絡負担を軽減し、業務効率を向上させる。また、配送遅延の事前検知により、迅速な計画見直しが可能となり、円滑な輸配送に貢献する。
配送計画と走行実績の予実管理機能は、配送計画を取り込み、予定と実績を管理できる。ドライバーはスマートフォンで配送計画を確認できる。また、渋滞などにより遅延が発生した場合、遅延状況を検知して管理者に通知を送る。これにより、計画の見直しや早期の対応が可能になる。
作業ステータスの確認、労働状況の可視化機能は、車両の現在地や、荷待ち・荷役中といった作業ステータスをリアルタイムで確認できる。作業ステータスは配送実績に付加され、適切な休憩取得など1日の勤務状況を管理できる。
車両位置の共有機能は、運行管理者が車両の位置を地図上で閲覧できる。荷主などに対し、指定した車両のみ位置情報を公開できる。荷主・配送担当者・ドライバー間での進捗確認の電話対応が不要となり、業務負担を軽減する。
日報作成/管理機能は、配送計画をもとに出発/到着時刻などを日報に自動で反映できる。日報をデジタル化することで、紙ベースでの管理から脱却でき、日報作成にかかる時間や管理コストを削減する。
サービスは、株式会社traevoが提供する動態管理プラットフォームサービス「traevo Platform」と連携しており、顧客が利用中の対応デジタコ(デジタルタコグラフ)をそのまま活用できる。
また、株式会社ライナロジクスが提供する完全AI自動配車サービス「LYNA 自動配車クラウド」で作成した配車計画をCSVで出力し、サービスにそのまま取り込むことができ、配車計画の作成から運行管理まで一気通貫した業務管理が可能になる。
サービスを利用することで走行実績データを収集できるほか、要望に合わせて受注データなどと掛け合わせたデータ分析、業務改善、収益向上を目的とした簡易コンサルなどの提案にも対応する。また、DXに取り組む前段階としての課題の可視化、解決に向けた実施計画の策定支援など、顧客ごとの個別相談にも柔軟に対応し、全体最適を見据えた総合的なソリューションの提供を目指すとしている。
