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B-EN-G、クラウド型国際会計&ERPサービス「GLASIAOUS」でAI-OCR機能を提供

 ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)は26日、クラウド型国際会計&ERPサービス「GLASIAOUS(グラシアス)」において、AI-OCR機能の正式提供開始を発表した。

 GLASIAOUSのAI-OCR機能は、手入力による膨大な作業時間やシステム間の転記、入力ミスによるデータ品質の低下、紙とシステムの二重管理による検索性の低さ、海外拠点の証憑処理における言語・形式の多様性への対応といった課題に対応するため、請求書や注文書などの証憑から文字情報を読み取り、自動でデータを作成し、GLASIAOUSに直接転記する機能を提供する。

 実証実験では記帳作業時間を最大60~70%削減する効果が確認されており、グローバルに事業を展開する企業の経理部門における業務効率化とデジタル化に貢献するとしている。

 AI-OCR機能は、請求書や注文書から日付・金額・摘要などを高精度で読み取る。手書きの請求書にも対応し、標準外の証憑にも幅広く対応する。さらに、読み取った情報をもとに、GLASIAOUS内部の過去データを参照し、取引先情報と紐付けて自動で仕訳データを生成する。

 AIは利用者の修正データを学習し、使用するほど認識精度が向上する。将来的には1件のデータからでも学習可能となり、一層の業務効率化が期待される。さまざまな言語に対応し、海外拠点からの多様な形式の証憑もスムーズに処理できる。また、AIが読み取った内容は、利用者が確認・承認した後に保存されるため、データの正確性を担保する。

 AI-OCR機能により、作業時間の大幅削減が可能となるほか、データ品質の向上、データの電子化と検索性の向上、経理部門の業務効率化が図れるとしている。

 GLASIAOUSを導入済み、または2026年3月までのキャンペーン期間中に導入した顧客は、AI-OCR機能を月間50~100ページまで無償で利用できる。有償枠は1ページあたり5~7.5円。