ニュース

サイオステクノロジーと大塚商会、複合機アプリのサブスク版「QuickスキャンPlus」を提供

 サイオステクノロジー株式会社と株式会社大塚商会は25日、複合機向けアプリケーションソフトウェア「Quickスキャン」のサブスクリプション版「QuickスキャンPlus」を提供開始すると発表した。また、同製品と連携可能な名刺管理ツールも拡充する。

 「Quickスキャン」は、スキャンにかかる手間を軽減し、文書をデジタル化して便利に利活用するための複合機向けアプリケーション。今回は新たに、そのサブスクリプション版である「QuickスキャンPlus」の提供を開始する。この「QuickスキャンPlus」では、取引先ごとに異なる注文書や請求書などの帳票類をスキャンし、CSVファイルに出力できる「帳票OCR」機能が追加されており、AI-OCR技術を用いて、注文書や請求書などの帳票類を高精度にデータ化できるという。

 読み取ったデータは、大塚商会の基幹業務システム「SMILE」や統合型グループウェア「eValue」をはじめ、CSVファイルの取り込みが可能な各種システムと連携可能。これにより、手動での仕分けや文字入力といった各種入力作業の負荷が削減され、業務効率化が図れるとのこと。

帳票OCR連携によるデータ取り込みイメージ

 また、スキャンした名刺をSkyの営業名刺管理製品「SKYPCE」へ直接保存することが可能。複合機のタッチパネルから名刺に付随する情報を登録でき、名刺の所有者、名刺交換日、重要度、タグなどの登録を簡単に行える。さらに、複合機のユーザー認証と連携し、ログインユーザーごとに表示部署を制限することも可能だ。

 なお、SKYPCEとの連携機能は、すでに提供しているライセンス買い取り型の「QuickスキャンAI」でも利用できる。

名刺連携機能の利用イメージ

 「QuickスキャンPlus」の利用料金は、基本料金が月額2000円(税別)で、別途、OCR枚数に応じた課金が行われる。