キヤノンITS、企業のセキュリティ対策状況を専門エンジニアが診断する「セキュリティ対策診断サービス」を提供

　キヤノンITソリューションズ株式会社は5日、ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、「セキュリティ対策診断サービス」を提供開始した。

　セキュリティ対策診断サービスは、キヤノンITSがマルウェア解析やセキュリティ技術研究など、専門組織「サイバーセキュリティラボ」の専任エンジニアがヒアリングから報告までを行う。診断結果を基に分析した結果をレポートとして提供するほか、課題に対する優先順位を付けて、具体的なセキュリティ対策を報告会で提案する。

　サイバーセキュリティラボのセキュリティエンジニアが、大学や業界団体との研究も踏まえた高度な知見を基に、セキュリティリスクを見える化し、分析と報告書の説明までを一貫して実施する。

　セキュリティ対策状態の可視化は、最新の世界標準「NIST Cybersecurity Framework 2.0」に基づき、セキュリティリスクを「識別／防御／検知／対応／復旧」の5つに「統治」を加えた6段階で体系的に診断／評価する。

　セキュリティ対策状況を30以上のヒアリング項目から可視化し、セキュリティの課題を抽出する。また、報告会を開催し、課題に対する優先順位を付けて分かりやすく解説するとともに、各リスクに対する最善のセキュリティ対策を提案する。

　セキュリティ対策診断サービス簡易診断の価格は、1回につき25万円（税別）。診断と報告会1回の金額で、利用開始にあたっての初期費用はない。

　キヤノンITSは、SOLTAGEブランドのもと、クラウドセキュリティ領域をはじめとするサービスラインアップの拡充に継続して取り組み、企画／設計／構築から運用／保守まで一貫して顧客の事業活動を支援すると説明。セキュリティ対策診断サービスは今後、ヒアリングに基づく診断に加え各種診断ツールを活用した、より深く高精度な診断が可能なメニューの追加も計画するとしている。