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マクニカ、ガス・重油メーター検針業務を効率化する「AIカメラシステム」 解析データの活用も可能に

 株式会社マクニカは13日、既存のガス・重油メーターにAIカメラを設置し、画像解析技術でメーター値を自動で読み取る「AIカメラシステム」を販売開始すると発表した。

 「AIカメラシステム」は、AIカメラがガス・重油メーターの情報を自動で読み取り、マクニカが取り扱うポルトガルCleanwattsのエネルギー管理システム「Kisense(キーセンス)」と連携することで、データの可視化から解析までを一気通貫で実現するソリューション。工場や製造現場などの施設管理において、従来は人手で行っていたガス・重油メーターの検針業務を効率化できるという。

 取得したデータは「Kisense」に自動連携され、ガス・重油などのエネルギー使用量をクラウド上で可視化・解析可能。異常値検知やアラート通知、レポートの自動作成などにより、現場の省力化と管理レベル向上をサポートするほか、解析データの活用によってエネルギーのムダを発見・改善でき、企業のエネルギーコスト削減に寄与するとした。

 また、AIカメラからのデータは、ぷらっとホームのIoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT VX2」を経由し、インターネットで「Kisense」に連携される仕組みのため、従来の流量計導入に伴う大規模な設置工事も不要で、導入コストを抑えて短期間で導入できる。

 なお、現在は回転式メーターに対応しており、今後は7セグメント表示のメーターにも対応する予定だ。