ニュース

ウイングアーク1stとインフォマートが協業、請求データの直接連携を可能に

2026年夏ごろの提供開始を予定

 ウイングアーク1st株式会社と株式会社インフォマートは11日、ウイングアークの電子取引サービス「invoiceAgent 電子取引」と、インフォマートの請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」とのAPIによる直接連携を、2026年夏ごろに開始すると発表した。

 invoiceAgent 電子取引は、取引帳票の送受信から管理までを一括して行える、クラウド型の電子取引ソリューション。電子帳簿保存法・インボイス制度に対応し、取引文書の安全な電子交換と保存を行えるほか、文書データの管理・承認・検索を一元化し、企業のガバナンス強化と業務効率化を支援できるという。

 一方の「BtoBプラットフォーム 請求書」は、請求書の作成・発行だけでなく、受け取りにも対応したクラウドサービス。取引先と請求書をやり取りするにあたって、PDF等へ変換することなく、請求明細もデジタルデータのままやり取りできる「データtoデータ方式」を採用している点が特徴で、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応している。

 今回の両製品・サービスの連携により、利用企業は、それぞれが使用しているサービスを使い続けながら、「invoiceAgent 電子取引」で発行された請求データを「BtoBプラットフォーム 請求書」で直接受け取れるようになる。これにより、紙やPDFを介した手作業が不要となり、請求業務全体の工数を削減できるとのこと。

 両社は、今回の連携を皮切りに、他社サービスを含むさらなる連携拡大を目指し、電子請求書の相互接続を促進するとしている。