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ビジネスチャットツール「LINE WORKS」、企業のID管理基盤とアカウント情報を同期させる「SCIM API」を提供

 LINE WORKS株式会社は10月31日、企業が利用するID管理サービスと、ビジネスチャットツール「LINE WORKS」のアカウント情報を自動で同期できるIDプロビジョニング機能「SCIM API」を提供開始したと発表した。

 「SCIM API」を利用することで、企業が利用しているさまざまなID管理サービスと連携し、従業員の入退社や部署異動に伴うアカウント管理作業を自動化できるようになる。具体的には、ID管理基盤のユーザー情報をもとに、「LINE WORKS」のアカウントを自動で作成・更新・無効化でき、手作業によるアカウント管理の負担を軽減することで、ヒューマンエラーのリスクを低減するとしている。

 さらに、退職者アカウントの無効化も自動化できるので、セキュリティ面での効果も見込めるとのこと。

 また、標準規格であるSCIM(System for Cross-domain Identity Management)に準拠したAPIのため、同規格に対応した多くのID管理サービスと容易に連携できる点も特徴で、企業の環境に合わせた柔軟な導入が可能とした。

 なお、今回は連携の第1弾として、GMOグローバルサインとのパートナー契約を締結した。これにより、同社のID管理・認証サービス「GMOトラスト・ログイン」の利用企業は、「LINE WORKS」とのスムーズな連携を行えるとのことだ。

 「SCIM API」は、以下のサービスおよびプランを利用している場合、追加料金なしで利用できる。

・「LINE WORKS」の有料プラン(スタンダード・アドバンスト)
・「LINE WORKSラジャー」の有料プラン(スタンダード・アドバンスト)
・「LINE WORKS AiNote」の有料プラン(ソロ・チーム・ビジネス・エンタープライズ)
・「LINE WORKS PaperOn」の有料プラン(ライト・スタンダード・アドバンスト)