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JBS、「Copilot向けeラーニング」の学習コンテンツを拡充
2025年10月22日 16:33
日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は21日、「Microsoft 365 Copilot(以下、Copilot)」の基本操作から、利用シーンごとの活用方法、エージェントの作成を学べる動画学習教材「Microsoft 365 Copilot向けeラーニング」のコンテンツを拡充した。
JBSは、Copilotは2023年の一般提供開始以降、機能拡張と更新を繰り返し、進化を続けてきており、当初は文書の簡単な書き換えや要約など基本的な編集支援が中心だったが、現在ではアプリケーションの機能に合わせた業務プロセスの自動化や意思決定支援など、より高度で複雑な業務に対応可能となり、その能力を高め続けていると説明する。
一方で、Copilotの急速な発展に伴い、Copilotの導入企業では、「生成AIは“何でもできる”という印象がある一方で、実際には何ができて、どのように業務に生かせるのかが見えにくい」「学習機会がなく自己流での利用が進み、社員によって活用スキルにばらつきが生じている」「社内への展開・定着方法が分からず業務への活用が限定的になっている」といった課題が顕在化してきたという。
こうした課題に対応するため、JBSはCopilotの進化に合わせて新規コンテンツを継続的に提供できる体制を新たに構築した。目的やユーザーのスキルレベルに応じた学習コンテンツを体系的に拡充し、企業が段階的かつ着実にCopilotを業務に根付かせるための環境を整備した。
Microsoft 365 Copilot向けeラーニングは、「基礎編」「活用編」「プロンプト編」「Copilot Studio編」の4カテゴリーで構成していたが、今回の拡充では各カテゴリーのコンテンツを充実させたほか、新たなカテゴリーの追加も行った。
幅広いユーザーに学習機会を提供するため、目的・ステップ別にコンテンツを拡充するとともに、継続的なCopilotの機能更新に合わせてコンテンツを提供する体制を構築し、コンテンツの追加・更新スピードを向上した。また、アニメーションやオリジナルキャラクターを取り入れ、受講者が気軽に学べる設計にした。
Microsoft 365 Copilot向けeラーニングの価格は、エントリープランが1ユーザーあたり月額3000円から、スタンダードプランが1ユーザーあたり1800円から。ユーザー数の目安は、エントリープランが10人から、スタンダードプランが50人から。契約期間は、エントリープランが最低3カ月、スタンダードプランが最低12カ月。
JBSはCopilotを早期に全社導入し、実業務での活用・定着化を検証してきた経験をもとに、学習機会の提供をはじめ、企業ごとの業務特性に応じた活用設計から定着化の仕組みづくりまで包括的に支援するとしている。