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ソリトン、SCIMとOIDCに対応したIDaaS「Soliton OneGate」最新版を提供 ID管理の自動化と認証強化を実現
2025年10月16日 08:00
株式会社ソリトンシステムズ(以下 ソリトン)は15日、国産IDaaS「Soliton OneGate」の最新アップデート版を提供開始したと発表した。ID管理の自動化や認証強化のための機能強化が行われているという。
Soliton OneGateは、Office 365をはじめとしたさまざまなクラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)機能とID管理機能を提供する、クラウド型のID認証サービスである。
今回のアップデートでは、ユーザープロビジョニングを自動化する「SCIM(System for Cross-domain Identity Management)」と、国際標準の認証規格「OpenID Connect(OIDC)」の両方に対応した。
SCIMに対応したことで、ユーザー情報や属性をリアルタイムで自動更新できるようになり、第1弾として、Palo Alto Networksの「Prisma Access」との連携を、「Cloud Identity Engine」を介して行うことができる。これにより、ユーザー情報や属性を常に最新の状態に保ち、退職者IDが残存するリスクを解消するとのこと。
さらに、Palo Alto Networksの「Cloud Identity Engine」専用メニューを管理画面に搭載したことにより、GUI操作だけで簡単に連携設定を行えるようになった。
なお、連携可能なSCIM対応サービスについては、順次拡大していく予定だ。
一方のOIDC対応では、主要なクラウドサービスや自社アプリケーションとの連携が可能になった。すでに、「AWS Verified Access」「Salesforce」「Amazon Cognito」「Keycloak」との連携が確認されており、自社開発アプリやモバイルアプリにも、OneGateの多要素認証(MFA)やSSOを簡単に組み込めるとしている。