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Sansanの名刺アプリ「Eight」、AIがユーザーの職歴やスキルを要約しプロフィール文を自動生成する新機能

 Sansan株式会社は6日、名刺アプリ「Eight」において、AIがユーザーの職歴やスキルを要約してプロフィール文を自動生成する新機能を同日より順次提供開始すると発表した。

 Eightは、ビジネスユーザー向けに提供されている名刺アプリ。SansanはEightにおいて、スマートフォンで交換・管理できる「デジタル名刺」の活用を推進しているが、Eightユーザー同士がデジタル名刺を交換すると、名刺情報に加えて、互いのプロフィール情報も閲覧できるようになる。

 プロフィール情報の一つである「キャリアサマリ」には、ユーザーがこれまでに携わってきた業務内容や実績、専門性などを自由に記載できるものの、従来はユーザー自身が文章を作成して入力する必要があり、手間がかかることから未記入のままになっているケースも多く見られたという。

 そこで今回、Eightでは名刺交換を起点としたコミュニケーションの価値をより高めるべく、Eightに登録された名刺情報や、メディア掲載、登壇情報といったインターネット上の公開情報からAIが文章を生成する新機能を提供する。

 生成された文章は、ユーザー自身で内容を確認・編集でき、編集後はキャリアサマリに反映可能。これにより、名刺交換時に自身のキャリアや専門性を簡潔に伝えられるようになるとのこと。

 なお同機能は、Eightのダイレクトリクルーティングサービス「Eight Career Design」においても利用される。Eight Career Designの導入企業は、Eightのプロフィール情報をもとに、Eightユーザーにスカウトメッセージを送信可能。キャリアサマリが充実していれば、企業側は候補者のスキルや経歴をひと目で把握できるため、ミスマッチの少ないスカウトの送付が可能となり、スカウト返信率や採用成功率の向上が期待できるとしている。