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Sansanの名刺アプリ「Eight」、QRコードを用いた名刺交換機能を強化しデジタル名刺交換の体験を向上

 Sansan株式会社は25日、名刺アプリ「Eight」が提供している、QRコードを用いた名刺交換機能をアップデートすると発表した。

 Eightでは、紙の名刺に依存しない「デジタル名刺」を普及させるべく、Eightユーザー同士がスマートフォンをかざしてデジタル名刺を交換する「タッチ名刺交換」や、相手がEightを使っているかどうかにかかわらず、QRコードをスマートフォンのカメラで読み取ることにより、デジタル名刺を交換できる機能などを提供してきた。

 後者は、Eightアプリを起動すると、アプリのホーム画面に名刺情報と連動したQRコードが表示され、相手のスマートフォンのカメラで読み取ってもらうことでデジタル名刺を渡せる仕組み。Eightユーザー同士の場合は、QRコードを読み取ると即座に名刺交換が完了するほか、受け取り側がEightを利用していない場合でも、任意のメールアドレスを指定でき、そのアドレス宛にデジタル名刺情報が送信される。

QRコードを使用した名刺交換の体験イメージ

 今回のアップデートは、このQRコードを用いた名刺交換の体験を向上させるため、アプリのホーム画面に表示されたQRコードを相手が読み取り、名刺情報が送信されたタイミングで、Eightユーザーのスマートフォンから「エイト♪」という音声と振動を発生させるようにした。これにより、紙での名刺交換と同様に、名刺が正しく相手に届いたことを直感的に把握できるという。なお、Eightユーザー同士の交換の場合は、読み取り側の端末からも音と振動が発生する。

 また、Eightを利用していない相手がQRコードを読み取り、メールアドレスを入力しないまま画面を閉じた場合、翌日、Eightユーザーに「相手がまだデジタル名刺を保存できていない」旨が通知されるようになった。Eightユーザーは、アプリ上で名刺を渡したい相手を選択し、自身の名刺情報をメール送付できるので、名刺情報を確実に渡せるとのことだ。