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クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」、SaaS管理クラウド「ジョーシス」とAPI連携
「HENNGE One」に登録されているメンバー情報を「ジョーシス」と連携可能に
2025年10月3日 14:08
HENNGE株式会社は2日、ID管理機能などを備えたクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」が、ジョーシス株式会社のSaaS管理クラウド「ジョーシス」とのAPI連携を開始したと発表した。これによって、HENNGE Oneをマスターとしてジョーシスのメンバー台帳に自動的に反映できるようになるとしている。
HENNGE Oneは、クラウドサービス利用時のセキュリティ対策を支援するクラウド型セキュリティサービス。さまざまなクラウドサービスへのセキュアなアクセスとシングルサインオン(SSO)機能などを提供する、SaaS認証基盤(IDaaS)としての利用に対応している。
一方のジョーシスは、企業が保有するSaaSアプリケーションやデバイスなどのIT資産を一元管理できるクラウド型のSaaS管理システム。従業員が利用しているアプリの情報を可視化し、シャドーIT(IT部門の把握外で利用されているSaaSなど)の発見やセキュリティリスクのあるアプリの特定などを行えるという。
今回、両サービスがAPI連携することにより、HENNGE Oneに登録されているメンバー情報が、自動的にジョーシスに連携されるようになった。これにより利用企業は、HENNGE Oneから連携される最新のメンバー情報とひも付けて、ジョーシス上でIT資産を管理できるようになるとのこと。
HENNGEでは、人事異動や入社などに伴うメンバー情報の更新が自動で行われるため、二重登録や手作業での更新が不要となり管理コストを削減できるほか、常に最新のメンバー情報が自動連携されることで正確性を保ったIT資産管理を実現すると、そのメリットを説明している。また、IDとデバイス・SaaSアプリをひも付けた統合管理が可能となり、セキュリティの強化につながる点も強みとした。