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インテックとアトラシアン、標準化と自動化で定型業務を効率化する標準運用プラットフォームを構築

 株式会社インテックとアトラシアン株式会社は17日、アトラシアンのITサービス管理ソリューション「Jira Service Management」を活用した標準運用プラットフォームを構築したと発表した。

 標準運用プラットフォームは、ITサービスマネジメントにおける運用プロセスの標準化と自動化を実現して定型業務を効率化し、運用要員が高付付加価値業務に集中できる環境を創出する。

標準運用プラットフォームの全体像

 インテックとアトラシアンは、インテックが長年培ってきたIT運用のノウハウと、アトラシアンの「Jira Service Management」の先進機能を組み合わせることで、運用の課題を解決する新たなアプローチが見いだせると考え、標準運用プラットフォームを構築した。

 標準運用プラットフォームでは、アトラシアンのAI機能・自動化技術と、インテックが年内に適用するAI分析基盤により、インシデントの自動分類や担当者の自動アサイン、類似事例の自動検出などを可能にする。これにより、問い合わせ対応にかかる時間を従来の2分の1に短縮する。

 さらに、ユーザー企業と運用チームの効果的な双方向コミュニケーションを促進するポータルを構築。統合ダッシュボードと詳細レポート機能により運用状況をリアルタイムで可視化し、継続的な改善サイクルをユーザー企業と共有できるようにする。

 ITIL 4ベースの標準運用プロセスと先進AIナレッジ基盤により、個人のスキルに依存しない一貫したサービス品質と効率的なナレッジ管理を実現。また、運用データの分析から見える問題の傾向や課題をユーザー企業と共有し、共に最適な解決策を導き出すプロアクティブな運用提案を実現する。

 インテックとアトラシアンは、今後も段階的にプラットフォーム機能を拡充していく予定で、2025年秋ごろまでに基本的な運用管理機能とAI機能を追加、2026年春ごろまでにユーザー企業との対話により蓄積されたノウハウを反映したエンハンス機能を追加展開する計画としている。