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PwCコンサルティング、エンジニアリングチェーン開発領域のDXを体感できる拠点「Digital Engineering Lab」を開設
2025年9月16日 08:00
PwCコンサルティング合同会社は12日、デジタル技術による製造業のイノベーション促進を目的に、新拠点「Digital Engineering Lab」を開設したと発表した。
Digital Engineering Labは、PwCコンサルティングの「スマートモビリティ総合研究所」が同日に開設するCommunity hubに設置した、「エンジニアリングチェーン開発領域のデジタルトランスフォーメーション(DX)を知る・感じる」をコンセプトとした体験型の拠点。PwCコンサルティングが提供するエンジニアリングチェーンのDXソリューションを知るだけでなく、実機デモを通して、DX実現後の世界を体感できる。
PwCコンサルティングは、近年、日本の製造業は激しい外部環境の変化にさらされており、市場内の競争激化やテクノロジーの急速な進化などにより、製品のライフサイクルが短期化し、製品やサービス開発の根幹となるエンジニアリングチェーン領域を起点とした持続的な企業変革が急務となっていると指摘する。
こうした状況に対応するため、PwCコンサルティングでは国内外の業界知見やソリューションに関する知見、DX実現の方法論を生かしてデジタルエンジニアリングソリューションを開発し、戦略策定から実行フェーズまで、デジタル技術を活用したスピーディな変革の支援を行ってきた。エンジニアリングチェーン領域のDX実現後の世界を体感することで、企業の目指す姿を明確化し、各企業や製造業全体の変革を加速させるため、Digital Engineering Labを設立したという。
Digital Engineering Labでは、PwCコンサルティングの各種デジタルエンジニアリングソリューションに関する説明資料や、メカ・エレキ製品およびソフトウェアの設計開発における、デジタル技術を活用した多様な実機デモを用意している。
例として、製品企画のインプットとなる技術動向・法規制情報の自動収集と分析や、製品要求からの製品機能の自動抽出と設計目標値の割り付け、社内に眠るナレッジをベースとした効率的な成果物作成、人の経験やスキルに依存しないデザインレビュー、ソフトウェア仕様書作成からソースコード生成、テストの自動化などを挙げている。
ソリューションや実機デモ紹介は、自身も製造業やITベンダーでの実業務経験を持ちつつ、さまざまな製造業のDX支援経験を有しているPwCメンバーが、クライアント目線で行う。実際に製造業のエンジニアリングチェーンにおけるDXのベストプラクティスや先進事例を体感しながら、企業が目指すべき方向性や業務変革アプローチのアイデアを得られる。