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PwCコンサルティング、製造業向けに品質管理領域の高度化ソリューションを提供

同領域のDXモデル策定から実装、定着化までを一貫して支援

 PwCコンサルティング合同会社は9日、製造業の品質管理領域を高度化するソリューション「Quality Digital Transformation」を提供すると発表した。

 Quality Digital Transformationは、品質保証・管理といった製造業の品質領域においてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するソリューション。これまで各社が独自に培ってきた技術、知見、改善力に最新のデジタル技術を掛け合わせることで、さらなる品質向上と継続的な改善を実現する体制の構築を支援するという。

 PwCコンサルティングでは、各企業の経営環境に応じて品質領域のDXモデルを策定し、実装、定着化まで一貫して支援するとのことで、品質に関するあらゆるデータの統合、データ解析技術による不具合等の早期検知・問題の原因分析、過去データの学習による予測型の顧客対応など、オペレーションモデルを再構築するとした。具体的には、以下のようなメリットを提供するとのこと。

(1)製品品質にかかわる全データの収集・統合とダッシュボードによる見える化
(2)統計分析・テキストマイニングによるリコール・重大不具合リスクの自動検知
(3)品質問題の原因分析・対策立案へのAI・データ解析技術の活用
(4)過去の不具合と対策方法のデジタルアーカイブによる問題解決力の継承
(5)品質データの活用、品質問題の解決力向上による顧客対応力の強化

 なお本ソリューションは、グローバルに展開する製造業を対象に、国内・海外すべての拠点への導入を想定。各地域の多言語にも対応しており、事業や拠点を横断した全社施策としての適用が可能。サービスのクラウド基盤としては、日本マイクロソフトのMicrosoft AzureやMicrosoft Dynamics 365を活用している。