キンドリル、「エージェンティックAIフレームワーク」をプライベートクラウド上で活用できる検証サービスを提供

　キンドリルジャパン株式会社（以下、キンドリル）は9日、企業におけるAI活用を進化させる新たなアプローチとして、「キンドリル エージェンティックAIフレームワーク」の国内提供を開始し、専用AIプライベートクラウド上で同フレームワークを活用した検証サービスも開始すると発表した。

　キンドリル エージェンティックAIフレームワークは、企業がエージェンティックAIを活用したソリューションを導入、展開、拡張できるよう支援し、人間の監督のもとで継続的に進化する。

　自律的に学習・判断・行動するAIエージェント群を複数組み合わせて運用でき、オンプレミス、クラウド、ハイブリッドなど各種IT環境に対応する。セキュアなAIエージェントが情報を収集・整理し、複雑なデータを明確で実行可能なインサイトへと変換する。

　設計段階から、ゼロトラストやプライバシーバイデザイン、暗号化など業界最高水準のセキュリティ・プライバシー要件を標準装備。AIエージェントの行動は常に「追跡可能・解釈可能」で、Kyndryl Bridgeが毎月生成する1200万件以上のインサイトを活用し、豊富な運用知見を反映する。

　さらに、日本でユースケースの探索から検証までを支援するコンサルティングサービス「AI活用のためのKyndryl Vital」を提供する。Kyndryl Consultの専門チームが顧客と密接に連携しながら、顧客ごとのビジネス要件に合わせて、フレームワークの評価、設計、検証、導入計画を行う。

　専用AIプライベートクラウドを活用した検証サービスでは、機密性の高いデータをパブリッククラウドに移すことなく、安全な環境下でエージェンティックAIソリューションを利用できる。あらかじめ構成済みの安全なインフラを活用することにより、導入前の設定に関する不安を解消しながら、スピーディーな展開を目指す企業を支援する。