freee会計が「大塚商会 お客様マイページ」と連携、請求書を自動で転記して業務を効率化

　フリー株式会社（以下、freee）は5日、自社のクラウド型会計システム「freee会計」と、株式会社大塚商会の「大塚商会 お客様マイページ」が連携開始したと発表した。大塚商会のサービスを利用している30万社（2025年6月現在）の法人において、取引時のインボイスのダウンロードが不要となり、請求書情報を入力する手間を削減するとしている。

　「大塚商会 お客様マイページ」は、大塚商会を利用する企業の契約内容の確認・変更、各種ITソリューションに関するサポート情報から、業務に役立つ多彩なサービスまでを掲載しているポータルサイト。大塚商会との取引がある企業は、従来、「大塚商会 お客様マイページ」で発行された請求書や営業から受け取った請求書を手動で会計ソフトに保存し、会計仕訳として転記する必要があったため、請求書の回収コストや転記作業による入力ミスなどが発生していたという。

　しかし今回、freee会計との連携により、大塚商会経由で購入を行った企業は、Web請求書がfreeeのファイルボックスに自動保存され、ファイルボックスのAI-OCRを用いて仕訳が自動で作成されるようになる。これにより、会計ソフトへの請求書の入力作業を効率化するとともに、インボイス保存や振り込み業務の効率化も実現するとしている。

　なお、今回の連携機能は、freee会計 有料プランのほか、freee経理、freee支出管理経費精算Plus、freee支出管理Fullでも利用可能だ。