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アライドテレシス、自己学習型のインシデント対応訓練コース3種を提供
Web改ざん、標的型攻撃からのマルウェア感染などのインシデント対応を学習
2025年8月4日 08:00
アライドテレシス株式会社は7月31日、教育・研修サービス「Net.Campus」のラインアップに、自己学習形式のインシデント対応訓練コース3種を追加すると発表した。クラウド型訓練基盤「NetQuest Platform」を活用しているため、時間や場所にとらわれない環境で実践的なインシデント対応訓練を行えるという。
「NetQuest Platform」は、アライドテレシスが独自開発したクラウド型インシデントレスポンス訓練基盤。インターネット環境とWebブラウザさえあれば場所を問わず受講可能なほか、事前準備や調整にかかる手間とコストを抑えられるといった特徴がある。
今回はこの「NetQuest Platform」を利用した、自己学習形式のインシデント対応訓練コース3種を新たに提供開始した。既存の訓練プログラムを基に設計されており、実際のインシデントを想定したシナリオに沿って、初動対応や関係者との連携、情報共有などの判断プロセスを体系的に学ぶことで、現場で役立つ実践力の向上を支援するとしている。
1つ目の「【自己学習型】Webサイト改ざん編」では、Webサイト改ざん攻撃におけるインシデント発生時の連携・対応を学習可能。病院のWebサイトが攻撃の標的になったケースを演習シナリオに採用しており、ビジネスプロセスを意識し、インシデント対応の基本スキルを習得できるとのこと。
2つ目の「【自己学習型】端末マルウェア感染編」は、標的型攻撃によってマルウェアに感染してしまった際の連携・対応に関する知識を学ぶもの。マルウェアの影響を小さくするための初動対応や、復旧に向けて必要になる外部機関との連携などを習得できるとしている。
3つ目の「【自己学習型】シャドーITからの感染編」は、テレワーク作業者がシャドーITにてマルウェア感染してしまった場合の対応を学ぶもので、社内感染が広がる前にアクションをとり、被害を最小限に食い止める方法を学習する。アライドテレシスでは、訓練で身につけた内容を社内に展開することで、急増するテレワーカーのITリテラシーの向上に役立てられるとした。
3コースとも訓練時間は3時間で、価格は各コース1名あたり4万4000円(税込)。
なお「NetQuest Platform」を利用しているため、途中での保存・再開に対応しており、空き時間を活用しながら段階的に学習できるとのことだ。