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ゲットワークスとBBIXが協業、コンテナデータセンターへのOCX拠点の設置、共同の販売施策などを展開
2025年8月1日 06:00
株式会社ゲットワークスとBBIX株式会社は7月31日、次世代のネットワークインフラ構築を見据えた協業を開始したと発表した。協業により、ゲットワークスが展開するコンテナデータセンターにおいて、BBIXとBBIX子会社のBBSakura Networks株式会社(以下、BBSakura)が共同で提供する「Open Connectivity eXchange(以下、OCX)」の拠点展開を支援するとともに、3社の強みを生かした販売・マーケティング施策を共同で推進していく。
協業では、ゲットワークスが展開するコンテナデータセンターに、BBIXとBBSakuraが提供するOCXの接続拠点を9月1日に設置する。これにより、「湯沢GXデータセンター」「湯沢01データセンター」からBBIXのネットワーク接続サービスを活用し、全国のデータセンターやクラウドサービスへの閉域接続を迅速に提供することで、自治体・企業のDX推進やBCP対策強化を支援する。
また、ゲットワークスとBBIXは、販売チャネルの拡大と市場浸透の加速を目的に、戦略的な営業連携を進める。両社が提供する製品・サービスの販売および営業支援を通じて、より広範な顧客基盤へのアプローチを実現する。この取り組みにより、従来の流通構造にとらわれない新たな価値提供モデルの創出を目指す。
ゲットワークスは、OCXをパッケージ化した自社のコンテナデータセンターを展開し、ネットワーク中立性の高いサービスを提供する。これにより、クラウド基盤などの多様なニーズに対応可能な次世代ネットワークインフラ環境を柔軟に提供する。BBIXは、ゲットワークスの公式ディストリビューターとして、OCXの各種接続サービスに加え、コンテナデータセンターをパートナー事業者向けに提供する。商材紹介、営業支援、技術サポート体制の構築を通じて、より多くの企業へのサービス普及を目指す。
さらに、ゲットワークスとBBIXは、協業に基づくマーケティング活動を戦略的に展開し、両社のブランド価値と提供価値の可視化を図り、市場における認知拡大とリーチの強化を目指す。ゲットワークスは、「必要な場所に、必要なインフラを」というビジョンの下、地域に根ざしたコンテナデータセンター展開を進めており、BBIXとの協業を通じて、ネットワークレイヤーにおける機動的な接続環境の提供を強化していく。BBIXは、より多様なロケーション・顧客層へのサービス提供が可能となり、OCX接続拠点の全国展開のエコシステムの拡張を図る。
ゲットワークス、BBIX、BBSakuraは、今後も社会・産業のデジタルシフトを支える基盤づくりに取り組み、日本全国でのインフラの最適配置とコネクティビティの最大化を目指していくとしている。