ニュース

アライドテレシス、3Uサイズのシャーシ型アドバンスド・レイヤ3スイッチ「SwitchBlade x908 GEN3」

100GbEインターフェイスを最大64基搭載可能

 アライドテレシス株式会社は、3Uサイズのシャーシ型コアスイッチ「SwitchBlade x908 GEN3」(以下、AT-SBx908 GEN3)の受注を、6月30日より開始したと発表した。コアスイッチとしてのみならず、無線技術の発展に伴う、エッジレイヤからの高速化を収容する広帯域ディストリビューションスイッチとしても利用できるという。

SwitchBlade x908 GEN3(拡張モジュールなどは別売)

 「AT-SBx908 GEN3」は、高さ3Uの筐体に8つの拡張スロットを備えたアドバンスド・レイヤ3スイッチ。従来モデルと同等のサイズで省スペース設計を維持しつつ、用途や規模に応じて選べる拡張モジュールの搭載により、将来的な構成変更やアップグレードにも柔軟に対応できるという。また電源とファンモジュールは二重化とホットスワップに対応し、高い可用性を実現しているとのこと。

 インターフェイスは、100Gigabit Ethernet(100GbE)を最大64ポート搭載できるほか、今後提供予定の拡張モジュールを利用すると400Gigabit Ethernet(400GbE)にも対応可能。高速・高密度のシャーシスイッチとして、スケーラビリティと堅牢なネットワーク基盤の両立を実現するとしている。

 管理機能としては、アライドテレシス独自のネットワーク統合管理機能「AMF PLUS」に対応しており、複雑化するネットワーク構成の中でも、設定・運用・トラブル対応といった日々の作業を効率化し、一元管理と迅速な運用を支援するとした。

 また、無線LANの構成・運用を自律化する「AWC(Autonomous Wave Control)」のコントローラ機能や、Web GUIベースで直感的な操作が可能なネットワーク管理機能「Vista Manager mini」にも対応。管理者の日々の負担軽減や運用コストの最適化を支援するとのことだ。

 セキュリティ面では、セキュリティ管理をネットワーク全体で統合できる「AMF Security」に対応。ユーザーや端末のふるまいに応じてアクセス制御を自動化し、不正な挙動を検知した際には即座に隔離・復旧を行うことができる。

 「AT-SBx908 GEN3」の本体価格は361万9000円(税込、以下同じ)。拡張モジュールは、例として、10G/5G/2.5G/1000BASE-T×12ポートの「AT-XEM3-12XTm」が38万5000円、QSFP+/QSFP28×8ポートの「AT-XEM3-8CQ」が63万8000円など。