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アライドテレシス、エンタープライズのネットワークコアに向けたシャーシ型レイヤ3スイッチ「SwitchBlade x908 GEN2」

 アライドテレシス株式会社は29日、シャーシ型のレイヤ3スイッチ「SwitchBlade x908 GEN2」(以下、x908 GEN2)、およびオプション製品の出荷を10月6日より開始すると発表した。

 アライドテレシスでは、国内エンタープライズ市場に最適なネットワークコアの提供を目的として、2007年よりシャーシ型スイッチ「SwitchBlade x908」を提供してきた。今回提供する「x908 GEN2」はその後継となる製品で、IPサブネット・クラスB(6万5535台)の端末を収容できる大容量・高性能のハードウェア性能を備えており、6万5000台を超えるIPデバイスに対して、1台でルーティングやスイッチング、フィルタリングを行えるとした。

 拡張スロットは3Uラック型の筐体に8基を備えており、ユーザーの必要に応じて、1000BASE-T/10GBASE-T×12ポートの「AT-XEM2-12XT」、SFP/SFP+×12スロットの「AT-XEM2-12XS」、QSFP+×4スロットの「AT-XEM2-4QS」といったモジュールを装着できる。

SwitchBlade x908 GEN2

 2台のシャーシスイッチをスタックモジュールで接続し、1台の仮想シャーシスイッチとして扱えるVCS(Virtual Chassis Stack)に対応。40Gbps×4ポートを用いた双方向最大320Gbpsの広帯域VCSにも対応し、シンプルかつ冗長性に優れたネットワークコアを実現可能できるとした。さらに、筐体内の電源二重化、ホットスワップ対応電源/ファンにより、拡張性や保守の可用性を向上させている。

 また、ネットワーク上のスイッチやルータを仮想的な1台の機器として統合管理する、アライドテレシス独自の「AMF(Allied Telesis Management Framework)」もサポートする。AMFには、統合管理を行うAMFマスターと管理されるAMFメンバー、またAMFマスターを管理するAMFコントローラーといった構成要素があるが、「x908 GEN2」は対応するアニュアルライセンスを導入することで、最大300メンバーを管理できるAMFマスター機能、最大60台のAMFマスターを管理できるAMFコントローラー機能に対応する。

 価格(以下、すべて税別)は、「x908 GEN2」本体が230万円、AT-XEM2-12XTが39万8000円、AT-XEM2-12XSが39万8000円、AT-XEM2-4QSが29万8000円など。

 なおアライドテレシスでは、発売を記念した「SBx908 GEN2デビューキャンペーン」も実施する。同キャンペーンでは、ユーザー企業のネットワークシステムに最適なファームウェアとサンプルコンフィグをセットアップし、インテグレーションテストを実施するサービスを「x908 GEN2」に付加し、194万7000円で提供するとのこと。期間は2018年8月31日(出荷分)まで。