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DAL、クラウド型データ連携基盤「ACMS Cloud」を11月末より提供へ

 株式会社データ・アプリケーション(DAL)は、クラウド型データ連携プラットフォーム「ACMS Cloud」を、11月30日より正式に販売開始すると発表した。

 「ACMS Cloud」は、多くの大手企業・公共系システムで採用されているオンプレミス型データ連携プラットフォーム「ACMS Apex」の技術と実績をベースに、クラウドサービス化されたソリューション。「ACMS Apex」を基盤に、DALが稼働環境の管理を一貫して担うことで、高い安定性と可用性を提供できるという。

 また、システム構築の負担を最小化できるほか、伝送回数ベースの柔軟なサブスクリプション料金体系により、サイジングや調達の手間を省き、初期投資を抑えてすぐに利用を開始できるとのこと。

 さらに、ドラッグ&ドロップで設定できるジョブフロー画面や、直感的な管理コンソールにより、特別な開発スキルがなくても現場での運用・管理が可能。サポートコンテンツやFAQチャットボット、カスタマーサポートなど、多層的な支援体制で導入・活用をサポートするとしている。

 加えて、従来はEDI・ETL・EAI・APIなど、複数のツールが必要だった企業内外のデータ連携業務を、「ACMS Cloud」ひとつで完結できる点も特徴とした。

 リリース時には、以下のような機能を提供する。

・プロトコル
 Web API(クライアント/APIトリガー)
 SFTP(クライアント/サーバー)
 JX手順(クライアント/サーバー)
 ebXML MS 2.0
 AS2
 全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)(クライアント/サーバー)

・データ変換・加工機能
 RACCOON:多様なフォーマットに対応したファイル変換ツール
 AnyTran:柔軟なデータマッピングと変換処理を実現

・ジョブフロー管理
 コントロールジョブ:単独通信のスケジューリング
 アプリケーションジョブ:文字コード変換やデータ圧縮・解凍などの処理を?自動化

・生成AI機能(オープンβ)
 FAQチャットボット:よくある質問に自動応答するAIサポート機能

 なおサービスラインアップとしては、月間の伝送回数を基準にした「Lite(~2000回)」「Standard(~5000回)」「Enterprise(~1万回)」の3プランを提供する予定だ。

 また今後は、Web API設定をサポートするAIアシスタントや、時系列データから異常の兆候を検知する予兆分析など、生成AIを用いた支援機能を提供するほか、対応プロトコル/インターフェイスを順次追加する予定。既存製品「ACMS B2B」からの移行支援メニューも提供を計画している。