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ぷらっとホーム、SoftBank 4G LTE対応のIoTマイクロサーバー「OpenBlocks IoT BX3L」

 ぷらっとホーム株式会社は27日、ソフトバンクのLTE回線「SoftBank 4G LTE」に対応したIoTマイクロサーバー「OpenBlocks IoT BX3L」を発表した。価格はオープン。

 「OpenBlocks IoT BX3L」は、従来モデル「OpenBlocks IoT BX3」の機能や特長はそのままに、通信機能を3GからLTEに強化したマイクロサーバー。LTE回線への対応によって高速・低遅延な通信を行えるため、大容量な回線帯域を必要とするIoTシステムの構築が可能になるという。

 サイズは41.6×96×11.3mm(W×D×H)と小さく、さまざまな場所・環境に設置できる点は従来製品と同様。Wi-FiやBluetoothなどの多様な無線通信機能を搭載するほか、RS-485、RS-232C、GPIO、Ethernetといった有線のインターフェイスにもオプションケーブルで対応する。

 CPUはインテルのSoC(デュアルコアAtom、500MHz)を採用し、1GBメモリ、4GBのフラッシュメモリ(eMMC)が搭載されるので、IoTのエッジサイドで必要となるさまざまなコンピューティング機能を実現できるとのこと。OSにはフルパッケージのDebian GNU/Linuxを採用し、アプリケーションの実装が容易に行える点も特長だ。

 なおぷらっとホームでは、各種センサーと上位ネットワークを中継するIoTゲートウェイ、エッジサイドで計算能力を提供するフォグコンピューティングや機械学習ノード、多数のセンサーをインターネットへつなぐM2M/IoTルータなどで利用できるとしている。

石井 一志