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NTTソフト、ビジネスコミュニケーションの起点となる電話帳サービス「ProgOffice Enterprise」

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は14日、社内外のビジネスコミュニケーションをタイムリーに行えるよう支援する「ProgOffice Enterprise」を、12月から販売開始すると発表した。名刺管理クラウドサービスの「Sansan」と、SalesforceやOffice 365、Google Appsなどのスケジュール帳、また電話、メール、チャットなどのコミュニケーション機能が連動し、状況にあわせた最適なコミュニケーション手段を提示してくれるという。

 ProgOffice Enterpriseは、複数のクラウドサービスとコミュニケーションを連携させる新しい電話帳サービス。ビジネスでよく利用されるサービスと社内電話帳が連携し、サービス利用しているスケジュール帳のデータが電話帳に反映されるため、複数のサービスを別々に起動させる必要はなく、社内のスケジュール、社外の営業情報などを1つの画面から確認できる。

 社外への連絡時には、名刺情報とSalesforceの営業情報を連携し、よく連絡する人や営業状況に応じて顧客一覧の表示順序や状況表示を更新するほか、Salesforceの日報情報に応じて、最適な連絡手段を名刺情報と連動してナビゲートしてくれる。

 一方で社内に対しては、スケジュール帳と電話帳が連携し、社員の状況に応じた連絡手段を表示するとのことで、例えば、相手が会議中であれば電話をグレーアウトするなど、相手のスケジュール状況に応じた連絡手段が表示される。さらに、NTTドコモの内線ソリューション「オフィスリンク」と連携し、通話コストの削減も行えるとした。

 加えて、名刺情報や営業情報など重要な情報をスマートフォンに保存しないシンクライアント方式にも対応する。これらの情報はクラウド側で保持されるため、万が一スマートフォンを紛失した場合でも情報漏えいを防げるとしている。

 1ライセンスあたりの価格は月額500円(税別)で、年間契約が必須。100ライセンス以上から提供する。また、SansanやSalesforceなどの費用も別途必要だ。

石井 一志