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「Cloud Days Tokyo」会場レポート、VMwareやIBM、Ciscoなどの最新ソリューションが展示
(2015/3/13 06:00)
日経BP社が主催するイベント「Cloud Days Tokyo 2015春」が3月12日から13日までザ・プリンス パークタワー東京で開催されている。「ビッグデータEXPO 東京 2015春」「Security 2015春・東京」「スマートフォン&タブレット2015春・東京」「IoT Japan 2015春・東京」も併設され、さまざまなセッションや展示会が開かれた。
ここでは、Cloud Days Tokyo 2015春の展示会の初日の模様をレポートする。
発表されたばかりの「VMware vSphere 6」を展示
VMwareのブースでは、2月に発表された仮想化プラットフォーム「VMware vSphere 6」や、統合型ストレージVMware Virtual SAN 6(VSAN 6)を展示している。vSphere 6は拡張性や可用性、管理の簡素化などを強化し、長距離のライブマイグレーションや高速なクローンなどにも対応した。
また、クラウドサービス「VMware vCloud Air」や、仮想デスクトップ製品の「VMware Horizon 6」、MDM製品の「VMware AirWatch」なども展示している。
IBMの最新のクラウドソリューション
日本IBMは、Cloud Days TokyoとビッグデータEXPOにまたがって展示。Cloud Days Tokyo側では、IaaSの「SoftLayer」やPaaSの「Bluemix」などクラウド関連の製品やサービスを紹介している。
2月に発表された“Software Defined Storage”製品群「Spectrum Storage」は、ストレージのハードウェア製品やソフトウェア製品、管理システム、アーカイブなどからなる。
メールソリューションの「Verse」は、米国時間で3月31日に提供開始予定。受信箱に時系列で表示して対応しきれなくなるのを避け、メールの優先度を自動的に判断したり、重要な相手をレコメンドしたりする「あなたを理解するメール」をうたう。
Ciscoのクラウド接続や会議システムなど
Ciscoのブースでは、クラウド関連とネットワークセキュリティ関連の2つに分かれて展示している。
その中で、「Cisco Intercloud Fabric」(2014年発表)は、プライベートクラウドとパブリッククラウドをL2トンネルで接続し、仮想マシンイメージの変換も含めたマイグレーションなども可能にする。3月以降にハイパーバイザーとしてHyper-V、KVM、Xenに対応するという。
「Cisco Collaboration Meeting Rooms(CMR)」は、クラウドベースのWeb会議システム「WebEx」に、各社のビデオ会議システムやMicrosoft Lync、Cisco Jabberなどのクライアントから接続できるサービス。日本では今週から開始という。
Ciscoは、買収したSourcefire社のIPS製品「FirePOWER」を、2014年にネットワークセキュリティ製品群「Cisco ASA」に組み入れている。これによって、Cisco ASA製品と統合して管理できる。