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NTTソフト、異なるネットワーク間でデータ受け渡しを安全に行うソリューション

 NTTソフトウェア株式会社(NTTソフト)は27日、異なるネットワーク間の端末同士で安全なデータの受け渡しを実現する「Crossway/データブリッジ」の予約受付を12月15日より開始すると発表した。

 「Crossway/データブリッジ」は、通常はUSBメモリなどで行われているデータの受け渡しを、より厳格かつ安全に行えようにするソリューション。「人手に依存した煩雑な手続きを効率化することで確実に情報漏えいを防ぐ」、といったコンセプトで製品化されている。

 具体的には、手のひらサイズの専用ハードウェア「データブリッジ」を利用する。データブリッジは送信用と受信用の2つのUSBポートを備えており、それぞれのポートから異なるPCに対してUSBケーブルを接続。データブリッジを介してデータをコピーする。

 この際に、送信端末から入力されるデータを特殊技術でフィルタリングすることにより、安全な受け渡しを実現しているという。不正利用を防ぐためのユーザーや端末の利用制限はもちろん、送信できるファイル種別の制限が可能。転送するデータ量の制限も行えるので、悪意ある大量データの転送も未然に防げるとした。

 また、いつ・誰が・どの端末からどの端末へ・どのようなデータを送ったかを自動的に記録しているため、監査時の証跡の一部として利用することも可能だ。さらに、USBケーブルの抜去、電源オフと同時に受け渡しデータが自動的に削除され、復元もできなくなる。これにより、返却時のデータ削除の手間が省けると同時に、紛失や悪意を持ったデータの持ち出しを防げるとしている。

 なお、ALSIの情報漏えい対策ソリューション「InterSafe ILPシリーズ」のデバイス制御ソフト「InterSafe DeviceControl」がインストールされた環境でも利用できるとのこと。

石井 一志