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NTTソフト、ファイル転送を自動化したデータ受け渡し製品「Crossway/データブリッジAT」

ウイルスチェックオプションも提供

 NTTソフトウェア株式会社(NTTソフト)は、ネットワークが分離された環境でデータの受け渡しを行う「Crossway/データブリッジ」の新ラインアップとして、データを自動転送する「Crossway/データブリッジ AT」(以下、データブリッジAT)を2017年1月20日から販売する。また、データの受け渡し時にウイルスチェック/駆除を行う「VCオプション」も同日より販売開始するという。

 Crossway/データブリッジは、通常はUSBメモリなどで行われているデータの受け渡しを、より厳格かつ安全に行えようにするソリューション。専用ハードウェアの「データブリッジ」に、データの受け渡しを行う2台のPCをUSBケーブルで接続し、PC間でデータの受け渡しを行う。両方の端末に接続している間だけデータを受け渡すことが可能になる。また、接続を外すと本体のデータが消去される仕組みで、安全かつ手軽にデータの受け渡しが実現できるという。

 今回提供するデータブリッジATでは、転送元端末の指定フォルダに置かれたデータを、転送先端末の指定フォルダに自動転送する仕組みを備えた。手作業で行っていたデータの受け渡し作業を自動化できるため、運用負担が軽減される点がメリット。例えば、処理済みの取引データを金融機関ネットワークの端末に移したり、注文書データをスタンドアロンの顧客管理端末に渡したり、といった定型業務の自動化を実現する。

 また、データを転送できる端末の制御に対応し、転送元、転送先ともにあらかじめ決められた端末に利用を限定可能。関係者だけに利用を制限することで、情報漏えいリスクを抑えられるとしている。

 価格は39万8000円(税込)。

 一方のVCオプションは、端末で実施するウイルスチェックとは別に、データを受け渡す際、データブリッジ機器内で独自にウイルスチェック/駆除を実施するもの。万一、端末がウイルスに感染している場合でもチェックは正常に動作するので、基幹システムへのマルウェア侵入を防げるという。なおウイルスチェックのエンジンはESETの「ESET File Security」を採用している。

 価格(税込)は、1年目が2万円、2年目以降が年間1万円。なお、Crossway/データブリッジとデータブリッジATで利用でき、廉価版の「Crossway/データブリッジmini」には対応しない。また利用にあたっては、製品の保守サービスに別途加入する必要がある。。