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NTTアイティ、Web会議「ミーティングプラザ」のオンプレミス版を強化

標準で128人まで入室可能に

 NTTアイティ株式会社は9日、遠隔Web会議サービス「ミーティングプラザ」のオンプレミス版において、新版「ミーティングプラザ V7.1」を5月下旬より販売開始すると発表した。最大128人が入室可能な会議室を標準で提供するという。

 ミーティングプラザは、PCとカメラ、マイク、インターネット回線を利用し、手軽に遠隔Web会議を開催できるシステム。TV会議専用端末との接続や、HDサイズの高解像度表示、スマートデバイス(iPhone/iPad、Android)からの参加にも対応する。ラインアップは、中継サーバーを社内システムとして構築するオンプレミス版とクラウド版が提供されているが、今回はそのうちオンプレミス版をバージョンアップした。

 まず、従来は1会議室あたり最大32人だったWeb会議参加者を、最大128人まで参加可能としたほか、大規模講演オプションにより、それ以上の人数の入室にも対応。従来は2000人を上限としていたが、ソフトウェアの最適化により、最大1万人の大規模講演でも利用できるようになったという。

 また、3月にクラウド版で利用可能になっていた、映像配信フレームレートを拠点ネットワーク速度ごとに変化させる「新方式デスクトップ共有(VAPS)」と、ビデオ画像を使わない「ボイス会議モード」をオンプレミス版でもサポートした。

 このほか、予約画面の改良や、NTTメディアインテリジェンス研究所の最新技術「自動適合型エコーキャンセラ」、遠隔設定、IPアドレス接続制限、ビデオデバイスのセルフチェックといった機能追加が行われている。

 参考価格は、同時16接続の場合で140万円(税別)から。

石井 一志