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東陽テクニカ、パブリッククラウドを対象としたネットワーク可視化・帯域制御ソリューション「ACTI」を販売

 株式会社東陽テクニカは17日、イスラエルAllotのネットワーク可視化・帯域制御ソリューション「Allot」について、パブリッククラウド向けに新たに開発したソリューション「ACTI(Allot Cloud Traffic Intelligence)」を販売開始した。

 ACTIは、クラウド環境のトラフィックを可視化し、パブリッククラウド上のアプリケーションやワークロードごとに、最適な帯域制御を可能にするソリューション。Allotの高度なトラフィック分析および帯域制御技術を、クラウド向けに開発し、専用ハードウェアを必要とせず、パブリッククラウド上に柔軟に展開できる。

「ACTI」のトラフィック可視化・制御イメージ

 Allotの可視化技術により、クラウドベースのアプリケーションやサービスの利用状況をリアルタイムで詳細に把握できる。クラウドトラフィックの可視化により、クラウド内のアプリケーションやリソースの利用状況を詳細に把握し、SLA未達のアプリケーションをリアルタイムで検知する。

 さらに、Allotの独自技術(パブリッククラウドスライシング)によるトラフィック制御により、従来管理が困難だったクラウドの通信経路を、各ワークロードやアプリケーションに応じて管理された通信経路に分割し、帯域幅や優先度を細かく設定できる。

 コスト最適化と運用効率向上の面では、AWS Spotインスタンスを活用し、クラウドネットワークコストを削減。パブリッククラウドスライシングにより、リソースの最適な利用を実現する。

 東陽テクニカは、これまで展開していたAllotに、クラウド向けソリューションのACTIも含め、ネットワーク可視化・帯域制御におけるソリューションを通じて、今後も安心で安定した通信の実現を支援していくとしている。