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NTT-AT、Allotの帯域制御装置のラインアップを拡充 エンタープライズ向けエントリーモデルを提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は16日、イスラエルAllotの帯域制御装置「SSG200」「ACG2000」の2シリーズを提供すると発表した。

 Allotの帯域制御装置は、アプリケーションをレイヤ7レベルでリアルタイムに識別でき、トラフィック可視化による利用状況把握ならびに制御により、ネットワークの安定運用・管理を実現するアプライアンス。NTT-ATでは同社製の帯域制御装置を2003年に販売開始して以来、ISP・CATV事業者・ネットワークキャリアやエンタープライズなどを中心に、100社を超える企業に導入しているという。

 今回は同社製帯域制御装置の新たなラインアップとして、1Gbps以下の狭い帯域でも利用可能なエンタープライズ向けエントリーモデル「SSG200」「ACG2000」の2シリーズを追加する。

 このうち「SSG200」は、従来モデルのトラフィック可視化、制御機能はそのままに、100Mbps単位でライセンスが追加可能なコストパフォーマンスに優れたモデル。

 一方の「ACG2000」は、帯域制御装置に管理サーバーが内蔵されている一体型のモデルで、帯域制御装置とは別に管理サーバーを設置する必要がないため、ラックスペースが有効利用できるとのこと。

 さらに、従来はオプションとして提供していた高度なトラフィック分析ツール(ClearSEE)も同一サーバーに標準実装されている。同ツールを利用すれば、サーバーレスポンスタイムやパケットドロップといった、ユーザーの体感品質に関するモニタリングなどが可能で、帯域制御装置で取得したログを活用し、さまざまな角度からデータの分析を行えるとしている。

 またNTT-ATでは今回、現行の帯域制御装置からの置き換え需要や、新たなエンタープライズユーザーの導入要望に迅速に対応するため、提案・構築・サポートを一元的に提供できる体制を整えた。新ラインアップについては提供開始と同時に基本保守を提供し、オンサイト保守についても順次提供を開始する。