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テンセントクラウド、国内3拠点目のデータセンターを大阪に開設
2025年4月16日 11:51
中国テンセントのクラウド事業部門であるテンセントクラウドは15日、国内3拠点目のデータセンターを大阪に開設し、大阪をリージョンとして設定すると発表した。これにより、関西エリアは日本におけるテンセントクラウドの3番目のアベイラビリティゾーンとなり、東京の2つのゾーンと、21のリージョンにまたがる56のアベイラビリティゾーンで構成される、テンセントクラウドのグローバルネットワークに加わる。
この発表は、日本が目指すSociety 5.0の姿に沿った形でデジタル経済の急速な成長を支援するという、テンセントクラウドの自信とコミットメントを反映しているものだと説明。テンセントクラウドは、過去5年間、日本において2桁台後半の成長率を達成しており、先進的なAIとクラウドの機能により、今後も日本企業の革新的な技術の社会への統合を支援し、人間中心の持続可能な未来の実現へ尽力していくとしている。
また、テンセントは大阪に新たなオフィスを開設する予定を発表した。これは、同社の「より多くの雇用機会を創出し、その地域の人材を育成する」というミッションに沿ったものだとしている。
大阪における新たなリージョンの発表は、15日に東京で開催された「Tencent Cloud Day 2025」で行われた。イベントでは、株式会社カカクコム、株式会社ベクトル、株式会社forGIFT、株式会社大和通信社との新たなパートナーシップ締結の調印式も行われ、日本におけるテンセントクラウドの協業ネットワークが拡大した。
テンセントクラウドジャパンの代表であるHanson Liu(ハンソン・リュー)氏は、「当社は日本での能力をさらに拡大し、当社の革新的なクラウド、AI、メディア、フィンテックソリューションを最大限に活用するビジネスパートナーとの協業を深めていきます」と述べている。