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みずほ銀行とクニエ、サプライチェーン途絶リスクマネジメント支援を拡大し各種リスクの定量評価を追加
損保ジャパン、SOMPOリスクと共同で
2025年3月25日 08:30
株式会社みずほ銀行と株式会社クニエは24日は、両社によるサプライチェーン途絶リスクマネジメント支援の第2弾として、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)、SOMPOリスクマネジメント株式会社(以下、SOMPOリスク)と共同でリスクマネジメント支援を提供すると発表した。
みずほ銀行とクニエでは2024年11月に、調達・生産・物流の観点だけでなく、サプライチェーンを支える資金管理や決済の観点を加えた、包括的なSCM(サプライチェーンマネジメント)支援体制を構築している。
今回はその第2弾として、損保ジャパン、SOMPOリスクの2社を加え、サプライチェーン途絶リスクに対する分析から対策方針・目標策定、具体施策の立案、実行に至るまでの支援を、各社の強みを生かして提供するという。
この取り組みにおいて、みずほ銀行は、対象サプライチェーンに関わる資金管理、決済、貿易金融等についての知見および関連情報を提供。クニエでは、調達から生産、物流、販売に至るまでの一連のサプライチェーンにおける、途絶影響の分析・対応策検討を支援する。
また損保ジャパンは、サプライチェーン途絶リスクに関する企業のリスクマネジメントについて、知見および関連情報を提供。SOMPOリスクは、サプライチェーンを取り巻く多種多様なリスクを定量的な評価により可視化する「リスクスコアリング」機能を提供するとした。
SOMPOリスクによる定量評価では、サプライチェーンにおける数多くの拠点(工場や販社)、サプライヤーの中からリスクの高い箇所の洗い出し(リスクスクリーニング)が可能になるほか、当該拠点、サプライヤーと自社の製品を結びつけ、最終製品ごとのリスクの多寡も把握できるとのこと。こうして洗い出されたリスクに対し、クニエがサプライチェーンリスクに関するコンサルティングを行い、より迅速かつ実効性の高い対策立案を支援するとしている。