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日立ソリューションズ、社員が時間単位で社内副業を行える「社内向け副業マッチングサービス」
スキルや経験と依頼内容をAIでマッチング、システム化により人事部門の負担も軽減
2025年3月13日 12:00
株式会社日立ソリューションズは、会社の管理のもとで、社員が時間単位で社内副業を行えるサービス「社内向け副業マッチングサービス」を、3月13日より提供開始すると発表した。これにより、グループ企業や自社内での人財有効活用とワークシェアの実現を支援するという。
「社内向け副業マッチングサービス」は、企業の「社員の能力やスキル」と「職場のニーズ」をシステム上でマッチングし、社員が空いている時間に、他部署の仕事を1日または時間単位で副業として行えるように支援するサービス。副業の依頼から実施、評価までの一連の流れがこのサービスで完結するため、人事部門の運用負担が軽減するとした。
スキルを役立てたい社員は、登録画面から保有するスキルや経歴を登録するだけで準備が完了。一方、相談や依頼を行いたい部署は、AIが支援する情報検索画面から、ニーズに合うスキルや経歴を保有する社員を見つけて、副業打診を行える。
こうした仕組みにより、社員は部署を異動することなく、スキルや経験の活用機会を得られるほか、企業は社内副業の実現を通じ、社員のモチベーション上昇など、従業員体験(EX)の向上を図れるとのこと。また、社員の強みが生きるワークシェアの促進によって、全社の生産性の向上も図れるとした。
なお日立ソリューションズは、2024年9月から半年間、全社員でこのサービスの検証を実施しており、企業側の管理や社員側の利便性を確認したとのことで、成立した副業依頼では、新規事業の企画や製品開発へのナレッジ共有などが行われたという。
また今後は、副業内容を社内に公開して募集する形式への対応など、サービス拡充を継続する考えだ。