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住友電工情報システムのIT資産管理システム「MCore」、Ma端末向けの管理可能を拡充
フォント情報の一元管理やライセンス管理の効率化を実現
2025年3月7日 08:00
住友電工情報システム株式会社は、IT資産管理/セキュリティ管理統合システム「MCore(エムコア)」のMac管理機能を強化し、3月14日より販売開始すると発表した。
MCoreは、「IT資産管理」「セキュリティ対策」「コンプライアンス対策」を1つのシステムで統合管理できるパッケージソフトウェア。住友電工グループ全体が利用する10万台以上のPCを一元管理するために自社開発されたシステムが基盤となっており、1サーバーで1万台以上のPCを集約して管理できる。
このMCoreでは、Windows端末だけでなくMac端末も管理できるが、Mac端末はWindows端末と比較して、有償・無償を問わず多くのフォントがインストールされている傾向が強いため、“どの端末にどのフォントがインストールされているか”を一元管理したいというニーズが強いという。さらに、近年のセキュリティ意識の高まりによって、Mac端末においても最新のセキュリティアップデートの適用状況を把握する必要性が増しているとのこと。
そこで今回は、MCoreのMac管理機能の新版(Ver1.6)を提供し、収集可能なインベントリ情報を拡充。フォント情報やOSビルド番号などの項目を新たに収集できるようにした。手動管理による更新漏れやミスを防ぐとともに、作業工数の削減を支援できるとしている。
また、フォントとライセンスのひも付けに対応したため、フォントのライセンス管理を含めて、フォント情報を一元的に管理可能になった。有償フォントのライセンスが規約通りに使用されているかなども確認できるため、コンプライアンスの順守を効果的に行える。
一方でセキュリティについては、従来、OSバージョンを基にセキュリティアップデートの適用状況を確認していたが、OSビルド番号やOSバージョンアップ情報を取得できるようになったとのこと。
なお今回はこのほか、macOS Sequoia 15(Intel/Appleシリコン)への対応も行われている。