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テレキューブとTOPPANエッジなど3社、全天候型可動ブースを用いたゲート式顔認証システム「CloakOne Gate」
2025年2月28日 14:24
株式会社ブイキューブ、テレキューブ株式会社、TOPPANエッジ株式会社の3社は26日、全天候対応型の可動式顔認証システム「CloakOne Gate」を販売開始すると発表した。これを利用すると、工場やプラントの屋外の通用門や、工事現場などの屋外・半屋外での顔認証による入退管理に対応できるという。なお、開発はTOPPANエッジとテレキューブが担当し、販売は3社で実施する。
「CloakOne Gate」は、個室ブースを活用し、屋外環境での安定した顔認証による入退管理をサポートする製品。全天候型可動式個室ブース「テレキャビン」のノウハウを持つテレキューブと、顔認証サービス「CloakOne Face」の技術を有するTOPPANエッジが共同で開発した。
屋外へ設置可能なブースのため、日光や天候、時間帯に左右されることなく顔認証が可能。顔認証サービスCloakOne Faceによる、申請用紙を用いない入退管理のため、用紙の記入や警備員による本人確認など、来訪者と受け入れ側の手間や時間を削減するとともに、受付時の処理時間の短縮や正確性の向上につながるとした。
個室ブースの入場側を非電気錠扉、退場側を電気錠扉とすることで、自由に出入りできるオープンエリアと、顔認証後に入れるセキュリティエリアの区分が可能。個室ブースに入室後、顔認証が完了すると、退場側の電気錠扉が開いて、セキュリティエリア内へ進入を行えるようになる。また、電気錠と非電気錠の組み合わせを変更して二段階認証にするなど、導入企業の希望に合わせた細かい運用設定にも対応するとのこと。
筐体サイズは1200×1200×2418mmと小型で、フレキシブルな設置・撤去・移設を行える点も特徴。さらに、消防法における可動式個室ブースの基準をクリアし、電気用品安全法に基づいた安心安全なブースを提供できるという。
価格は、CloakOne Gate一式が300万円から、設置・消防確認委託費用(配送料含む)が50万円。別途、CloakOne Faceの利用料が発生する。