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ブイキューブ、屋外設置に対応した全天候型可動式個室ブース「テレキャビン」を4月より提供

 株式会社ブイキューブとテレキューブ株式会社は、屋外設置が可能な全天候型可動式個室ブース「テレキャビン」を4月より提供開始すると発表した。

テレキャビン
製品設置写真(愛知県安城市)

 両社ではこれまで、企業の会議室代替、オフィスでのWeb会議ブース、ビルのエントランスや駅構内でのワークスペースとして、防音個室ブースの「テレキューブ」を販売しており、屋内を中心に設置が進んできたという。一方で、設置台数の増加に伴い、雨風を受けるような屋外や半屋外などへの設置ニーズが高まってきたため、2023年1月より製品の開発とフィールドテストを実施してきたとのこと。

 今回発表されたテレキャビンは、こうしたニーズに応える製品で、風圧を受け流す変形18角形のデザイン設計や、横からの給排気で室内に埃(ほこり)や虫を防げる構造を採用。外壁はポリウレア塗装などで仕上げ、雨風の影響を受けるような場所でも設置できるようにした。さらに、軽量かつ耐久性の優れた製品に仕上げるために、主に、98%空気である発泡スチロール(EPS)素材を利用している。

 また室内の広さは2.85平方メートルと、ゆったりとしたスペースを取り、LED間接照明や専用エアコン(キューブリーズ)の設置により、快適に過ごせるように配慮しているとした。

 ブイキューブとテレキューブでは、設置場所として、大型商業施設をはじめ、ロードサイドにある駐車場併設のコンビニエンスストア、コインランドリー、貸し駐車場、ゴルフ場、駅のホーム、高架下、アミューズメントパーク、キャンプ場などを想定。製品販売に先駆け、2023年12月30日より、ファミリーマート安城東栄町店(愛知県安城市)の敷地内への設置も行われている。

 なお両社は、2027年までに1000台の販売を目標としている。