ニュース

三菱HCキャピタルとTOPPANエッジ、顔認証サービス「CloakOne」のサブスクリプションモデルを提供

 三菱HCキャピタル株式会社とTOPPANエッジ株式会社は16日、11月16日より、TOPPANエッジのオフィス向け顔写真収集・認証クラウドサービス「CloakOne」を、サブスクリプションモデルで提供開始すると発表した。CloakOneを利用する際に必要な顔認証端末を、初期投資が不要なサブスクリプションモデルで提供することにより、従来の10分の1程度の費用で、顔認証システムの導入が可能になるという。

 CloakOneは、オフィスにおける個人認証の利便性・精度・セキュリティ性向上を実現する顔認証サービス。複数の顔認証エンジンを採用することで、認証精度やスピードの向上を実現しているほか、1枚の顔写真を登録するのみで、認証情報のシームレスな連携を行え、入退・勤怠・来館受付のみならず、健康管理のための体温検知まで、オフィスにおけるさまざまなサービスとの連携を可能にしている。また、Web APIを利用した各種クラウドサービスとの連携も可能だ。

 さらに、AIによる自動品質チェック機能を持っており、写真が顔認証やIDカードに適しているかを、顔の角度や部分・輪郭隠れ、目・鼻、口の隠れなど、20項目の観点からチェックすることができる。

 今回は、リースをはじめとしたファイナンス分野においてノウハウを有する三菱HCキャピタルと、顔認証サービスを展開するTOPPANエッジの協業により、サブスクリプションサービスとしてCloakOneの提供を開始した。企業・団体は、顔認証端末を購入・所有することなく利用できるため、コストを抑えた顔認証システムの導入が可能になる点がメリットだ。

 また利用開始時においては、三菱HCキャピタルが保有する実証実験用の顔認証端末の無償レンタルサービスにより、事前に効果検証を行えるので、サービスのスムーズな導入を行えるとしている。