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IIJ、「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」でIIJセキュアMXサービスとの連携機能を提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は25日、オンプレミスやクラウドなどさまざまなシステム間のデータ連携を容易に実現する「IIJクラウドデータプラットフォームサービス(CDP)」において、IIJのメールセキュリティサービス「IIJセキュアMXサービス(SMX)」との連携機能「IIJセキュアMXサービスアダプター」を提供開始した。

 IIJセキュアMXサービスアダプターを活用することにより、複数のデータソースからノーコードでSMXのアカウントデータを連携でき、SMXのメールアカウント管理の運用負荷を軽減できる。

 統合メールセキュリティサービスのSMXでは、組織変更や社員の入退社のたびにメールアカウントの登録・削除などの作業が発生し、特にアカウント数が多い顧客から、手動での運用が煩雑で負荷が大きいなどといった声が多く寄せられていた。また、昨今の業務システムのクラウド化や雇用形態の多様化などを背景に、アカウントのマスターデータが、Active Directoryや人事システムに限らずさまざまなシステムに分散していることも多く、データソースを統合したり、適切な形式のデータに加工する必要があるなど、複雑化しているという課題もあったという。

 SMXでは、インポート機能や、データベースなどと連携できるAPI機能を提供しているが、APIを利用した自動連携環境の構築には専門知識が必要なため、アカウントデータの連携が容易でないケースがあるとしている。

 一方、CDPは、簡単・セキュア・低コストにデータ連携を実現できるサービスとして、Microsoft 365やSalesforce、Boxなどクラウド、オンプレミスのさまざまなサービスとノーコードで連携し、システム間のデータ入出力やデータ加工・変換を容易に行える。

 今回、SMXのアカウント運用管理の課題を解決するため、CDPの連携アダプター群に新たにIIJセキュアMXサービスアダプターを追加したことにより、人事管理システムやActive Directoryなど各種データソースから、アカウントデータを容易にSMXに連携でき、メールアカウントの運用管理自動化を実現する。

 また、CDPでは、必要最低限の機能を月額6万円から利用できる新プラン「ライトエディション」を提供開始した。ライトエディションでもIIJセキュアMXサービスアダプターの利用は可能で、SMXのメールアカウント管理を含めてコストを抑えてデータ連携を実施できる。

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