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IIJ、データ連携を容易にする「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」にデータベース機能を追加

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は3日、オンプレミスとクラウドをつないで簡単・セキュア・低コストにデータ連携を実現するiPaaSサービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」において、新たに「データベース機能」を提供開始した。

 IIJクラウドデータプラットフォームサービスは、オンプレミスのシステムとクラウドサービス間を流れるデータを、サービスのプラットフォームに集約することで、既存のシステムに影響を与えずに必要なデータを抽出し、クラウドサービスにデータを連携できるサービス。

 一方で、さらなるデータ利活用のためには、収集したデータを蓄積し、統合する処理が欠かせないとして、データ加工の中間データベースや、複数のマスターデータを集約した統合マスターとして利用できる「データベース機能」を提供する。

 複数のマスターデータを統合し、さまざまなシステムから参照できるデータベースとして活用が可能。社内の複数システムに異なる顧客マスターや商品マスターなどが分散し、コード体系がバラバラであっても、複数のマスターデータを集約・統合し、さまざまなシステムから参照できる統合マスターとして活用できる。

 データの蓄積・統合処理を行うためには、通常は専用のデータベースを個別に用意する必要があるが、データベース機能はIIJクラウドデータプラットフォームサービスのオプションとして提供するため、データベースを顧客自身で用意する必要がなく、運用負荷を軽減し、手軽に利用を開始できる。

 データベース機能の月額基本料金(税別)は、4vCPU/6GBメモリ/500GBストレージが4万7000円、6vCPU/12GBメモリ/500GBストレージが6万2000円、12vCPU/24GBメモリ/500GBストレージが9万円。

複数システム間でのデータ連携で必要となるデータベース機能をマネージドサービスとして提供
複数のマスターデータを統合し、さまざまなシステムから参照できるデータベースとして活用可能