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さくら情報システムのAI-OCRサービス「AI TextSifta」、企業内システムなどとのAPI連携が可能に
2025年2月12日 16:41
さくら情報システム株式会社は12日、生成AIとAI-OCRを組み合わせた非定型文書データ化サービス「AI TextSifta」のAPI連携機能を、2月より提供開始すると発表した。
AI TextSiftaは、画像や写真、PDFをデータ化できるAI-OCRサービス。非定型PDFやイメージデータは、テキストデータに変換したうえで、生成AIが抜き取りたいデータを判断する仕組みとなっており、「請求金額合計」「合計金額」といった異なる項目名でも同じ意味を持つ値として抽出できるという。また、英字の請求書や各種画像イメージなどの取り扱いにも対応しているという。
このサービスでは従来、利用者が画面上にて、手動で帳票データをアップロードし、読み取り結果をダウンロードする必要があったが、今回のAPI連携機能の提供により、各企業が利用中のシステムから画像やPDFデータを送信し、読み取ってデータ化されたものを企業側のシステムに戻す、といったことが可能になった。
これにより、例えば、会計システムに登録された請求書の画像データを自動的にデータ化する、といった運用を行えるとのこと。
なお従来のAI TextSiftaと同様に、請求書や領収書の読み取りはもちろん、契約書などの長文から必要な情報を抜き出す場合や、事業会社ごとに異なるレイアウトの料金明細などの帳票でも、API連携機能を利用可能としている。