ニュース

NEC、ERPとクラウドのデータ連携を実現する「EXPLANNER LINK」を販売

 日本電気株式会社(以下、NEC)は10日、ERPソリューション「EXPLANNERシリーズ」とクラウドサービスとのデータ連携を実現する「EXPLANNER LINK」を、2月に販売開始すると発表した。

 EXPLANNER LINKは、接続先サービスごとに規定されているパラメーターをサービス画面上で設定することで、各クラウドサービスとの連携を可能にするサービス。ユーザーは、APIやプログラムの知識なしで、簡単かつ低コストにERPソリューションとクラウドサービスとの連携を実現できる。

システム連携サービス「EXPLANNER LINK」

 ERPソリューションと周辺システムとの連携には多くの工数とコストが伴い、円滑な導入が進まないという課題があり、外部ベンダーへの依頼時には相応の費用が必要で、自社で内製するにもAPI理解や個別プログラム作成の必要があり、難易度が高いものだったと説明。サービスにより、ERPソリューションとさまざまなクラウドサービスがつながることで、顧客の課題解決・業務効率化を推進するとしている。

 連携仕様を規定しているため、マニュアルに沿った設定のみで連携が可能。接続先サービスごとの連携データ加工やマスターの二重登録が不要で、インターフェイス開発やETLツールの利用に比べ、コストメリットを実現する。

 クラウドサービスのため、短期間かつ低コストでの導入・利用が可能で、設備などの初期投資が不要。利用しやすい月額型の価格体系で、申し込みから最短5営業日で利用環境を提供し、早期での作業実施を可能にする。

 導入支援サービスによりユーザーの運用負担を軽減し、利用開始までの設定作業をサポート。サービス運用はNECで行い、利用時のサポート窓口も提供する。

 サービスの第一弾では、会計人事給与などのバックオフィス業務効率化実現のため、ERPシステム「EXPLANNER/Ax」とクラウド勤怠管理システム「勤革時lEXPLANNER/K」、クラウド経費精算「楽楽精算」との連携をリリースする。さらに4月に、電子請求サービス・デジタルインボイスサービス「KMD Connect」との連携をリリース予定。