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アイレット、クラウド導入・活用支援サービス「cloudpack」でOCIの取り扱いを開始

 アイレット株式会社は4日、クラウド導入・活用の総合支援サービス「cloudpack」で、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」の取り扱いを開始すると発表した。

 cloudpackは、クラウドの導入設計から構築、監視、運用、システム開発やデザイン制作まで、総合的なサービスをワンストップで提供するサービス。2010年にAmazon Web Services(AWS)のサポートサービスを提供開始し、2019年からはGoogle Cloudの取り扱いも開始。これまでの導入実績は2500社以上、年間プロジェクト数は4300以上となり、この経験で培った技術ノウハウを生かし、OCI導入による顧客のビジネス成長に貢献していくとしている。

 アイレットでは、2020年10月にオラクルのOracle PartnerNetworkにおけるCloud Sell Trackに加入し、100台を超える仮想サーバー・物理サーバーで稼働する大規模基幹システムのOCI全面移行など、OCI移行において豊富な実績を積んできたと説明。これらの実績で培ったノウハウを生かした、OCI導入・移行をアイレットが支援することで、Oracle Databaseをはじめとするオンプレミス環境からのOCI移行を検討している顧客の、課題解決、環境改善、生産性向上を支援していく。

 また、アイレットはパブリッククラウドにおける導入・活用の豊富な実績があり、OCI と他パブリッククラウドとのFastConnect実装を可能とするマルチクラウド対応も実現する。これにより、顧客はOCIのメリットを最大限に生かしながら、既存のクラウド環境とのスムーズな連携も可能としている。

 cloudpackにおけるOCI関連サービスでは、クラウドに特化したSIerとしてのアイレットが、顧客のビジネス要件に基づき、ミッションクリティカルな基幹システムの移管やマルチクラウド環境に対して、最適なソリューションを提供する。

 また、クラウド移行後も、アイレットが培ったノウハウを基に、24時間365日の監視・運用体制、迅速な障害対応、定期メンテナンスなどをクラウドネイティブな運用保守サービスとして提供する。

 サービスでは、対象の既存システムの性能や実際に行われている運用などから、移行性を評価し、移行対象となるシステムを明確化する。TCO分析やリスク調査などを実施し、アセスメント報告書を作成する。さらに、検証環境に構築された検証システムを用いて、要件定義で決められた業務要件およびシステム要件を満たすかを、顧客が検証。アセスメント、検証結果に基づき、本番移行計画書を作成し、定めたスケジュールに従って、本番環境への移行作業を実施する。

 運用保守サービスは、OCI環境上での仮想サーバーの監視や運用保守を行う「cloudpack サーバー監視・運用サービス」の提供が可能。セキュリティ面では、クラウド環境における「Trend Micro Cloud One – Workload Security」の構築を行う。また、侵入検知/変更監視/セキュリティログ監視のためのルール設定も代行する。

 開発面では、アイレットはクラウドを活用したサーバーレスWebアプリや、モバイルアプリ、IoT/エッジコンピューティング、データ分析、AIなど、IT領域の最先端技術を活用した社内開発を行っており、これまで培った知見を生かし、顧客に最適なシステムを実現する。

 また、cloudpackのOCI請求代行サービスにより、請求書払いでOCIクレジットの購入ができる。