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スカイコム、製造現場の紙帳票電子化推進と不正・改ざんを防止するドキュメント監査証跡システムサービス「SkyPAS AT」
2025年1月14日 11:00
株式会社スカイコムは10日、マルチデバイス対応のクラウド/オンプレミス型セキュア・ドキュメント共有システムサービス「SkyPAS AT」を販売開始した。
SkyPAS ATは、製造現場において電子化(PDFファイル)した検査書や、点検表などの帳票に記録した際、「誰が」「いつ」「何を」書いたのか、行ったのかを監査証跡として自動的にデータ記録・保存するとともに、記録の削除や帳票自体の削除、改ざんを防止する機能を備えるサービス。
データのライフサイクル全体において、改ざんや偽装を防ぎ、データの完全性と正確性が客観的に担保されていることを示すデータインテグリティ確保のため、GMP記録の電子化を目的として医薬・製薬業界に多数の導入実績を持つ「SkyPAS 監査証跡」をベースに再構築し、顧客ニーズの高かった機能追加やセキュリティ強化、操作性向上を図ることで、より安全かつスムーズな現場での記録業務を可能とする。
未来永劫に表示・印刷可能なファイルフォーマットで、長期保存が可能なPDFファイル(ISO準拠)で運用。「誰が」「いつ」「何を」書いたのか、行ったのか、監査証跡を自動的に記録・保存する。操作権限を詳細に割り振り、安全な運用をサポート。帳票に記載した記録の削除や帳票自体の削除、改ざんを防止し、文書の移動に伴う紛失・毀損リスクを解消する。
マルチデバイスに対応し、さまざまな環境で利用が可能。紙とボールペンに代わり、電子ペンとタブレット端末を使って、紙と同等の操作性での記録ができる。検索機能により、必要なファイルを迅速に表示し、紙文書の電子化により、物理的な保管スペースを大幅に削減できるとともに、経年劣化や破損・汚損のリスクを低減する。
WordやExcelなど既存帳票の元データをそのまま使用して、短期間で大量の帳票を電子化でき、紙を操作するイメージのため、教育がほぼ不要。クラウド利用の場合は、ライセンス契約だけですぐに利用できる。ドキュメント類の作成に際しては、相談や資料提供などのサポートを実施する。
また、1つの帳票ファイルを複数ユーザーが同時に開いて編集でき、編集内容をリアルタイムで各ユーザーの画面に反映する。各ユーザーの画面には帳票ファイルを開いているユーザー名が表示され、誰が編集に参加しているのかを確認できる。回覧機能も備え、登録した同グループ内のユーザー間で帳票ファイルを回覧できる。
その他の機能増強としては、2要素認証への対応や、シングルサインオン(SAML認証)への対応、ダウンロードファイルへのID埋め込み、英語表示への対応などを行っている。UIもリニューアルし、直感的なアイコンやメニュー配置により、初めての利用者でもスムーズに操作でき、ユーザーの生産性向上に貢献する。