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スカイコム、ドキュメント監査証跡システム「SkyPAS AT」にスタンプ作成時の時刻設定機能を追加

 株式会社スカイコムは21日、ドキュメント監査証跡システム「SkyPAS AT」をアップデートしたと発表した。スタンプ作成時の時刻設定機能や、ファイル結合時の並び順指定機能などを追加している。

 「SkyPAS AT」は、製造現場において電子化(PDF化)された検査書や点検表などの帳票に記録を行う際、誰が・いつ・何を記入したのかを監査証跡として自動的に記録・保存できるセキュア文書共有システム。記録の削除や帳票自体の削除・改ざんを防止することも可能だ。また、マルチデバイスに対応し、さまざまな環境で利用可能な点もメリット。利用形態もオンプレミス版/クラウド版の双方が用意されており、利用企業のニーズに応じて柔軟に利用できるという。

 今回のアップデートでは、既存のスタンプ作成機能で設定可能だった年月日に加えて、新たに時刻(時・分・秒)も指定できるようになった。これにより、検査確認印や入退室管理など、明確な時刻表示が求められる場合でも、スタンプを用いて容易かつ正確に時刻の付与を行えるとのこと。なお、年月日および時刻は「SkyPAS AT」サーバーのシステム日時が設定される。

 さらに、複数ファイルを結合する際、結合順を任意に指定できるようになったため、例えば、日次で作成されるファイルを日付順に1つのファイルへまとめるなど、用途に応じた柔軟な運用に対応する。

 また、「回覧」機能での宛先設定を改善した。従来の「回覧」機能では、表示されたユーザー名の一覧から対象を選択する必要があったが、今回のアップデートにより、ユーザー名に加えてユーザーIDを表示するとともに、両項目による絞り込み検索に対応した。これにより、宛先選択がより迅速かつ正確に行えるようになるとしている。

 このほか今回は、操作性の向上および制御機能の強化を中心とした各種改善を実施しているとのことだ。